6月1日(火)にさいたまスーパーアリーナで「ドラマティック・ライブステージIRIS」というイベントが行われました。チケットは4月10日(土)から販売され、満員ではないにせよかなりの数が売れていたようです。

しかしイベント当日に会場へ行ってみると、なんと自分が座るはずの席が花道の一部になっていて消滅しており座れないという事態が発生。消滅していた座席は1400名分(2公演合計2800名分)にものぼり、該当するチケットを持っていた観客が主催者側に詰め寄るなどしてイベント開始が遅れるほどの混乱になったそうです。

詳細は以下から。
YouTube - IRIS さいたまスーパーアリーナ　主催者VS観客


この映像は「ドラマティック・ライブステージIRIS」さいたま公演で、チケットを購入しながらも会場に座席がなかった観客が主催者の説明を受けているところです。リンク先は3分38秒付近、「本編を見られた方には(代金を)お返しできないんですよ」と説明しているところです。

「ドラマティック・ライブステージIRIS」というのは4月からTBS系列で放送されているドラマ「IRIS - アイリス」のイベントで、ドラマに出演しているイ・ビョンホンやキム・テヒ、挿入歌を歌っているBIGBANGのメンバーらが集結していました。5月26日(水)には大阪城ホールで昼・夜の2公演を終えており、6月1日(火)にはさいたまスーパーアリーナでも2公演が行われました。

TBS「IRIS - アイリス」


事件が起こったのはさいたまスーパーアリーナでの公演。チケット販売時には2階アリーナ席のすべてが販売対象となっていたのですが、当日行ってみるとそのうち1列目から9列目の座席が消滅していたそうです。さいたまスーパーアリーナの座席は可動式になっていてステージによって座席を収納したり出したりすることが可能で、この公演では1列目から9列目部分が花道に変更されていました。該当するチケットを購入したのは1400人(2公演合計で2800人)にものぼり、すぐに主催者に事情説明を求めたそうですが、存在しない座席を復活させることはできず、4階と5階に用意された席へ移動するか、ステージを見ずに帰るかしかなかったそうです。

ちなみに、これがさいたまスーパーアリーナの内部。これは2006年のFIBA世界選手権時の写真で、今回問題となっている、なくなってしまった座席というのはコート左上側にあるあまり人がいない部分、振り替え対象となった座席はまさにこの写真が撮られている場所やその周辺ということになりそうです。角度こそ違うかも知れませんが、この距離だと人の姿がかなり小さくしか見えませんね……。

(by dontthink.feel)

実際にイベントに参加していた人がブログに書いた内容によると、「座席を持っていたのはBIGBANGとイ・ビョンホンSSIのファンクラブ優先の方が大半だった」ようで、開演開始直前まで座席がないまま何の案内もされず、責任者と話ができるかと思えばそれもできず、結局中途半端に移動させられたところで見ることになったそうです。

主催のTBSとオンザラインではそれぞれお詫び文を発表。当日公演を見ずに全額払い戻しを受けた人を除く、該当する座席のチケットを持っている人に対してチケット代の半額である5000円の返金をするとのこと。

TBS「お詫び」


ON THE LINE 【お詫び】


大阪城ホールとさいたまスーパーアリーナでステージの構成も微妙に変えなくてはならず、アリーナ席を削ることになったのだと思いますが、事前に説明を受けて座席変更を余儀なくされたというのならともかく、当日行ってから事情を知るというのはちょっとダメージが大きいですね。しかも、取れた座席はステージの正面にあたる座席で、そこからステージ上の出演者がほとんど見えないような4階席や5階席へ移動させられて納得せよという方が難しい話です……。

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