イタリア代表は11日、ワールドカップ(W杯)に向けた代表メンバー候補の30人を発表した。同代表を率いるマルチェッロ・リッピ監督は10日、サプライズはないと語っていたものの、一人の選手にとってはつらいサプライズが起きている。

5月3日から5日にかけて行われた合宿に参加した選手で、唯一の落選となったユヴェントスDFニコラ・レグロッターリエは、当然大きなショックを受けている。それでも、失意から立ち直ろうと切り替えている様子だ。

代表落選について問われたレグロッターリエが、『ANSA通信』の電話インタビューで以下のようにコメントしている。

「混乱しているよ。残念でならない。でも、神様に感謝することにする。こういうときこそ、信仰が大事なんだ。(リッピ監督から)電話があったよ。僕はこの2年間の感謝を伝えた。理由の説明もあった。でも僕は、説明する必要はないって答えたよ。僕は善意を信じているし、そうじゃない考え方はしないんだ」

「今は友達から連絡が続いているよ。本当にショックなことだ。でも、これは人として成長するチャンスだと思っている。神様に感謝するよ。そして、この悲しみを乗り越えて、一人の男として成長してみせる」