ユヴェントスGKジャンルイジ・ブッフォンが3日、イタリア『スカイ・スポーツ』に対し、シーズン後に移籍する可能性があることを明らかにした。同選手はユヴェントスを優先するとしながらも、ビッグオファーが届けば、クラブを離れることになるかもしれないと語った。そしてその行き先は、イングランド・プレミアリーグになるという。

「ユヴェントスを離れたいという僕の意欲は、僕を手放したいというユーヴェのそれと同じだろう。僕に関することのすべては、クラブと合意して決められる。現時点では何もない。でも、あと2週間が残っており、まだ何かが起きるかもしれないね。いつだって優先すべきはユヴェントスだ。一緒に続けていくかどうか、これから様子を見ていこう。出て行くことになれば、イングランドが行き先になると思う」

また、ブッフォンは不振を極めた今季のユヴェントスについて、開幕当初の数試合で良い結果を出しただけで、あまりにごう慢になりすぎたことが問題だと話している。ただし、すべてがダメだったわけではないとも強調した。

「すべてをやり直さなければいけないわけじゃない。いろいろなことがあったし、多くの選手たちは救われるべきだよ。でも、見直さなければいけないこともいくつかある。そうじゃないと、またこういうシーズンを送ってしまう恐れがあるからね。責任は全員にある。僕ら選手たちだって、何かしらを間違えたんだ。僕ら全員がごう慢になってしまったんだ。僕を筆頭にね。何人かの選手に関して、(前監督のチーロ・)フェッラーラに責任はないし、(現監督のアルベルト・)ザッケローニはとても経験のある指揮官だ」

不本意な成績に終わったユヴェントスは、リヴァプールからラファエル・ベニテス監督を招へいするとも言われている。ブッフォンは同監督について、「彼の経歴がすべてを物語っている。難しい状況もコントロールできるような指揮官だと思う。ありとあらゆる点でプロフェッショナルだよ」とコメント。新会長に就任することが決まったアンドレア・アニェッリ氏については、「すべてにしがみつくもので、次は彼の番なんだ。誰もが転換期だと言っている。新しい成功につながることを願おう」と語った。

一部では、ブッフォンがチームメートたちの何人かに対し、すでにワールドカップのことを考えていると批判したと報じられている。だが、ブッフォンはこの件について、「そんなことを言ったことはない」と完全否定している。