米ITWorldは、関係者の話としてAppleのFlash外しに対し堪忍袋の緒が切れたAdobeがいよいよAppleを訴える準備を始めたと伝えている。2、3週間以内に提訴する見通しという。

 まだ報じているのがITWorldだけだし、そのITWorldも一人の関係者の話としてブログ的に軽く書いているだけなので、確実な情報とはいえない段階。また具体的にどういう法的根拠で提訴するのかも分からない。

 法的根拠は分からないが、Appleが特定の言語で開発されたアプリ以外は認可しない方針に変更したことがきっかけになったもようだ。

 人気ブログDaring Fireballによると、iPhone、iPad、iPod touch向けのアプリ開発環境として、Appleが認めるプログラミング言語はObjective-C、C、C++、JavaScriptの4つ。AdobeのFlashやマイクロソフトのSilverlightで開発されたアプリは、たとえそれをiPhone向けに変換しても認可されないという。

 AppleのiPadには多くの出版社が再生をかけてコンテンツを多数用意するものとみられているが、こうしたコンテンツ開発の現場からFlashが一掃される可能性がある。

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