チェルシーとイングランド代表のキャプテンを務めるDFジョン・テリーの父親が、コカインを密売している？　英紙『ニュース・オブ・ザ・ワールド』がそう報じた。同紙は証拠として、５日に撮影した映像も掲載。そのなかで、大金持ちのボスのためにコカインを探していると身分を隠したジャーナリストに対し、テッド・テリー氏が３グラムのコカインをエッセクスのワインバーで販売している。

テッド・テリー氏は記者に対し、「これは最高級だ。ほかにも用意できるぞ」などと話し、さらに「これは私と君とのことだ。私がジョン・テリーの父親だということは、誰にも言うな。何も言われないだろうが、何が起きるか分からないからな」と要求している。

また、ジャーナリストが普段ロンドン東部で薬物を仕入れていると“カムフラージュ”すると、テッド氏は「そんなことをしちゃいけない。あの辺は良くないからな。私が持っている。どれだけ必要なんだ？　君のボスは億万長者なんだろ。値切ったりしないだろう」と言っている。

『ニュース・オブ・ザ・ワールド』は、３グラムのコカインを120ポンド（約１万8000円）で販売し、テッド氏が40ポンド（約6000円）を稼いだと伝えている。テリーのチェルシーでのサラリーは、年俸約1000万ポンド（約14億9400万円）だ。なお、テッド氏はテリーの母親とすでに離婚しており、その母親も数カ月前に『マーク＆スペンサー』や『テスコ』で900ユーロ（約12万円）相当の商品を盗んだとして逮捕されている。