ボルドーMFヨアン・グルキュフにとって、現時点でお金は優先的なものではない。黄金の足を持つ青年は、簡単にお金を稼ぐことよりも、安定した戦いを望んでいる。彼は大金を提示するCMと、ミランからの誘いを断ったのだ。グルキュフの代理人であるプルメール氏が、フランス『Le Quotidien du Foot』で明かした。

「2008年の12月、ヨアンは彼に50万ユーロのCMをオファーした会社に断りを入れた。彼はまず、キャリアを固めたいと望んでいる。大事な挑戦があり、大変なプレッシャーを受けている。サッカーだけに集中したいんだ」

香水のCMへの出演オファーは、その提示額が100万ユーロまで上げられた。だがグルキュフは、またも「ノー」と断ったのだ。

今年6月、グルキュフはミランからのオファーも断った。ボルドーで主役を演じた一年を経て、ミランは再び彼を連れ戻そうと望んだのだ。

「彼を納得させるために、ミランはすべてお金に頼っていた。だがヨアンは、パフォーマンスを安定させることを選んだんだ。お金が優先事項じゃないんだよ」

実際、グルキュフがCMで顔を見せたことはなく、インタビューも稀にしか受けない。ただプルメール氏は、「将来的に何かをしないという意味ではない」とつけ加えた。確かに、グルキュフにはリーグ連覇やCL、そして出場が決まればワールドカップが待っている。さらに高額なオファーには、きっと事欠かないことだろう。