今年度に入ってから不調が続くA・マドリー。アギーレ前監督からアベル・レシノ新監督にバトンタッチされ今シーズンの目標でもあるCL圏内獲得を目指し巻き返しに入りたい所だ。しかし、もしこのまま低迷し続けてしまった場合、エースのアグエロはどんな道を選ぶだろうか。これまで複数のビッククラブからお呼びがかかっているという噂が流れているアグエロ。その度にA・マドリーに対する忠誠心を誓ってきたが、CLに出場できないとなると移籍の可能性は非常に高くなる。

 アルゼンチンのあるメディアのインタビューに応じたアグエロの父レオネル・デル・カスティージョ・アグエロ氏は次のように答えている。「“クン”に興味を示す多くのクラブの一つにR・マドリーがある。R・マドリー幹部とも話し合いがあったし、他のクラブの代理人からも話があった。6月に移籍する可能性はある」身内の発言で一気に信憑性が増したアグエロの移籍。なんとその候補にはA・マドリー最大のライバルR・マドリーも入っているようだ。

 やはりアグエロは移籍の道を選ぶのだろうか。フェルナンド・トーレスの後継者として獲得した若いアグエロにまで見放されてしまえばA・マドリーの将来は不安だ。リーダー不在と言われるチームからエースも抜けてしまうとなるとまた新たな有望選手獲得に動かなくてはいけない。アグエロの行方、そしてA・マドリーの将来は全て今シーズンの結果次第になりそうだ。

(スペイン通信)