6日に行われたスペイン国王杯(コパ・デル・レイ)ベスト16の戦いのファーストレグで、バルセロナがメッシのハットトリックでアトレティコ・マドリーを3−1で下した。ウィンターブレイク明け初出場となったメッシの活躍に、終盤に途中交代した際には、ビセンテカルデロンのファンもスタンディングオベーションで賞賛を送った。

 バルセロナは週末のマジョルカ戦に出場した主力数人を休ませたが、立ち上がりから主導権を握ると、12分にアウヴェスのパスからメッシが先制ゴール。アトレティコは後半に入り、ハイティンハがメッシへのファウルで退場となり、それで得たPKをメッシ自ら決めてバルサに2点目。アトレティコも途中出場のウィファルシがシモンのクロスを頭で合わせて1点を返すが、メッシは80分にバルセロナにだめ押し点をもたらした。

 ベスト8進出に手応えを感じたグアルディオラ監督は、「今夜の選手の努力には満足している。緊張感を絶やさずプレーし、メッシはすばらしかった」とコメント。

 一方、アトレティコのアギーレ監督もメッシへの賛辞を惜しまず、「彼は非常に高いレベルでプレーしている。しかも自信を持ってやっている。うちは前半は蚊帳の外だったが、後半はだいぶよくなった。だが、バルサ相手に2点をリードされ、10人で戦うのは簡単ではない。来週に期待しよう」と話した。

 セカンドレグは来週、カンプノウで行われる。