マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督は、21日(日本時間22日未明)のセルティック戦にエースのクリスティアーノ・ロナウドを先発からはずすかもしれない。

 今季ここまで3ゴールを上げているロナウドだが、足首の手術から復帰以来、昨季のトップフォームを取り戻すまでには至っていない。それに加え、オフシーズンにレアル・マドリーへの移籍に固執したことでファンがロナウドに不満を感じているのも、調子が完全には上がってこない要因と言われている。

 ファーガソン監督はロナウドの回復ぶりには満足しているものの、体調が完璧に戻るまでは働かせすぎないようにしたいと考えている。
「ロナウドはすごくよくなってきている。だが、土曜日の朝、ウェストブロム戦の前に、ポルトガル代表のカルロス・ケイロス監督に意見を聞いたんだ。彼によると、クリスティアーノはまだ土曜日に試合をやって、水曜日までに回復するのは難しそうだったという。土曜日のスウェーデン戦に出場させたときは、決断力も成熟度も、とにかくあらゆるプレーでトップレベルというぐらいすばらしかったそうだ。だが、水曜日のアルバニア戦では、電池切れのような状態だったという」
「だから、セルティック戦についても慎重に考えているんだ。土曜日にプレーしたあとの火曜日の試合だからね。もう一日あればよかったのだが、とにかくよく状況を見て、この試合にはナニを起用するかもしれない」
「(ロナウドに関しては)あとは時間の問題だと思うよ。長期間戦列を離れていたし、手術も受けたんだ。まだ毎試合、いいプレーができる状態にないんだろう。アドレナリンのおかげで1試合はやり通せても、そのあとで調子が落ちる。だけど、それでも彼はすごいよ。彼のいいところはどんな時でもゴールを決めること。もうまもなく、いつものロナウドが戻ってくる」