中村 藍子 無難に初戦突破!

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 トップシードの中村藍子は試合前、こんなことを口にしていた。
「昨年・一昨年は失うものが何もないチャレンジの気持ちで臨んだが、今回はトップシードだから違うんです。しかも、センターコートでのシングルスは初めて・・・少し緊張しますが自分のテニスをしたいです。」
この言葉から、プレッシャーを感じながらも今回の大会に向ける意気込みも感じられる中村がどんな試合を展開するのか、メディアの注目の的となった。

 第一セットから、中村の武器である強打を駆使し、超攻撃的テニスを展開。藤代春香に隙を与えることなく・6−0でキープすると、第二セットも流れを変えず、6−2でストレート勝ち。終わってみれば2ゲームしか落とさないパーフェクトゲームで初戦を無難に勝ち上がった。

中村○( 6−0・6−2 ) 藤代

試合後、中村は「初戦だったから少し力みはあったけど、途中からリラックスできました。初戦で納得の行かない試合をしたら、この後も引きずると思ったので良かったです。一戦一戦自分のプレーをしていきたい。全日本はとっておきたいタイトル、自分が上に行くための通過点です。」と余裕の表情を見せた。