1ヶ月ほど前だろうか、工場の敷地のお花畑がケシの一種だとわかり急遽刈り取っていた。広い見事なお花畑で周辺住民からも楽しみにされていたという。麻薬に関しての知識はなかなか縁がないために起こった事だ。しかし、今回の事件はネットで調べるといった確信犯で、しかも国交省の官舎で起こったのだ。

前述の工場のお花畑のニュースを聞いた後に、テレビ番組で坂東英二が野球選手だった頃の話しをしていた。

”彼が自宅でまだ幼い我が子を抱っこした写真が新聞に載った、その直後に見知らぬ男達がズカズカと自宅に入り込んで来た。
「これだ、これに違いない」
と庭に咲いた1本の花を指してなにやら話す男達。実は麻薬捜査官で、新聞に載った写真にケシの花が写っていたために捜索に踏み込んで来たのだった。
坂東英二はもちろんおとがめ無しだった。”
という話しだった。

一般的にケシの花など麻薬に関する知識は縁がないが、取り締まりは究めて厳しいと感じさせるエピソードである。
2008/7/9のgooニュースによると、
近畿厚生局麻薬取締部は7月9日、国土交通省近畿地方整備局大戸川ダム工事事務所主任の藤田健司容疑者(43)(大津市一里山)を大麻取締法違反(栽培)容疑で現行犯逮捕した。
藤田容疑者が自宅官舎で大麻草を栽培していたことによる。
同容疑者は大麻草について
「約2年前から栽培し、2回収穫して紙に巻いて吸った」
「大麻に関する本を読み、幻覚を感じることに興味を覚えた」
などと供述している。

今回の事件は別の大麻事件から藤田容疑者が浮上し官舎の自宅を捜索したところ鉢植えにした高さ20から60センチの大麻草55本と種十数粒が見つかったものだ。
種はインターネットを通じて入手し、栽培専用の部屋を作っていた。

これから取り調べが進むのであるが、栽培する量などからみて個人使用の域を越えている。販売を視野に入れていた可能性は否めないのではなかろうか。
麻薬の恐ろしさと、重大な犯罪であることをもっと認識せねばならない。

(編集部:TAKESHI)