【速報】内田が劇的ゴール!首位で3次予選突破を決める
 サッカー日本代表は22日、ワールドカップ3次予選埼玉スタジアムでバーレーン代表と対戦。前半を0対0で折り返すと、終了間際に内田篤人の得点でバーレーンを下した。勝ち点「3」を獲得した日本は、首位で最終予選進出を決めた。

 タイ戦で最終予選を決めたこともあり、岡田監督はこれまで固定してきた先発メンバーを変更。五輪世代から本田圭佑、安田理大を先発で起用した。また大久保嘉人が出場停止のため、岡田政権後、初招集された佐藤寿人を玉田圭司のパートナーに置いた。

 日本は前半4分、その佐藤がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。しかし、中村俊輔が放ったシュートはゴールキーパーに止められ絶好のチャンスを逸してしまう。その後も、相手陣内でボールをキープする時間が続き、セットプレイを中心にバーレーンゴールを襲うが、ゴールを割ることはできず、前半を0対0で折り返した。

 前半とは一転、後半立ち上がりは運動量が落ちバーレーンに押し込まれる時間帯が作られる。それでも中盤でリズムを作ると、流れを徐々に引き戻していく。岡田監督は、山瀬功治、今野泰幸、巻誠一郎と続けて投入するも、ゴール前でのアイデアを欠きバーレーンを崩せない。

 このまま引き分けかと思われた後半45分、ついに待望の決勝ゴールが生まれる。前線にあがった闘莉王にロングボールを送ると、そのこぼれ球を内田がヘディングで相手ゴールを狙う。巻の動きに惑わされたか、ゴールキーパーは目測を誤り、ワンバウンドしてゴールに吸い込まれた。

 執念のゴールでバーレーンを下した日本は勝ち点「3」を獲得。アウェーでのリベンジを果たし、グループ首位で最終予選へと駒を進めた。日本は今後、7月に国内で合宿を行い、8月に親善試合を経て9月に行われる最終予選に臨む。

【試合詳細】日本代表 vs バーレーン代表 - ワールドカップアジア次予選


<日本代表先発メンバー>
GK 楢崎正剛
DF 中澤佑二、田中マルクス闘莉王、安田理大、内田篤人
MF 中村俊輔、遠藤保仁、中村憲剛、本田圭佑
FW 玉田圭司、佐藤寿人