網引駅から粟生駅間を走る北条鉄道/北条鉄道

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カメラを持ってローカル線でのんびり。北条鉄道に乗ってのどかな風景を撮る旅に出かけよう。播州の田園風景などが楽しめる列車で、時間を忘れるようなゆったりとした時間を。<※情報は関西ウォーカー特別編集 無料&格安で遊びたおす!より>

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■ そもそも北条鉄道って?

小野市の粟生駅から加西市の北条町駅までの13.6kmを22分で結ぶ、ワンマン運行のローカル線。北条町駅以外はすべて無人駅。8駅のうち3つの駅舎が国登録有形文化財に指定されていて、レトロな雰囲気を楽しむことができる。

北条鉄道全線が1日乗り降り自由のお得な切符「1日フリーきっぷ」(820円)もある。運賃の支払いはバスと同様に降車時なので、電車を降りる際に運転手から直接購入を。

車窓には播州ののどかな田園風景が広がる。秋の金色に輝く稲穂の景色もオススメ。

鉄道好きなら誰もがあこがれる。

北条鉄道では3人の女性運転士が活躍中。

一両編成でワンマン運行するローカル線ならではの風景。

■ のどかなカメラ旅へ出発

粟生駅はJR加古川線と神戸電鉄と駅舎を共有。JR粟生駅へは三ノ宮駅より神戸線で加古川駅へ、加古川線に乗り換えて25分。

車窓に広がる田園風景。田植えが終わるころには一面が緑一色に!

■ 列車旅を盛り上げるレトロな法華口駅で途中下車

春は桜も美しい。

1915(大正4)年に建てられた駅舎は、2014年に国登録有形文化財にも登録された。

待合室をイートインスペースとしても利用できるので、ぜひ立ち寄ってみて。店頭には加西市産の米粉と地元食材をふんだんに使った、こだわりのパンが常時約20種並ぶ。

■駅舎工房 モン・ファボリ<電話:0790-20-7368 時間:10:00〜16:00 休み:月曜・金曜(祝日の場合翌日)>

窓を開けて車窓からのシャッターチャンスを狙おう。

車両後方の窓からはまっすぐに延びる線路と踏切の写真が撮れる。

■ 当時のおもかげを残す元建築用長石の出荷駅・長駅

駅名に合わせて、長寿祈願の記念切符も販売中。

ホームにはその石を使った石像が。

メッセージプレートを枕木に付けられる。

待合室がそのままギャラリーになっている、モダンな造りの駅舎。駅前には無料の駐車場やピザ専門店がある。

■ ゴール・北条町駅周辺をレンタサイクルでぐるり

花畑や田園を走る列車の風景を撮影したいなら、沿線を自転車で巡るのが一番。春風に包まれながら撮り鉄サイクリングに出発!

普通自転車、折り畳み式、電動アシスト付きの3種類。折り畳み式は列車に持込可能なので、行動範囲がグッと広がる。

■レンタル自動車<電話:0790-42-0036(北条町駅) 時間:8:00〜19:00 料金:300円(1回) ※電動アシスト自転車は500円(1回)>

青い空とのコントラストが映える一枚。

地元の人が手作りしたそう。

線路の真横も走れる。

生地の小麦、チーズ、トマトソースはすべてイタリアから直輸入。今後は地元食材を使ったメニューも登場予定。写真は一番人気の「マルゲリータ」(手前、980円)とクセになる旨さの「ジェノベーゼ」(奥、1500円)。

テーブル席からは線路が一望。

■イル ビナーリオ ディ オーロ<住所:加西市西横田町545-1 電話:0790-46-8100 時間:11:00〜15:00、17:30〜21:30(LO各30分前) 休み:火曜・水曜(祝日の場合営業) 座席:26席 タバコ:禁煙 駐車場:5台(無料) 交通:北条鉄道播磨横田駅より徒歩1分>

■北条鉄道<電話:0790-42-0036>【関西ウォーカー編集部】(関西ウォーカー・編集部)