いつも同じ恋愛パターンにハマる人の心理を解説!しくじり女子から脱出を

写真拡大

何度も同じ失敗を繰り返してしまう人、必見の恋愛映画がビル・マーレイ主演の『恋はデジャ・ブ』。

人気気象予報士フィル・コナーズは、高慢で自己中心的な男性。ある日、仕事仲間のリタと一緒に、取材のため田舎町に訪れます。
そこでなぜかフィルだけが同じ日を繰り返す、タイムリープ状態に陥り…。

◆しくじり女子が陥りやすい7パターン


同じ日を繰り返しているフィルは、毎回リタとの恋愛に失敗します。彼なりに考えて、いろいろと策を講じるも効果なし。
やがてフィルは、上手くいかない理由は自分の内面にあることに気づくのです。

あなたもフィルのように、恋愛で同じ失敗を繰り返していませんか?
そんな「しくじり女子」が陥りやすい恋愛には、7つのパターンがあります。ご自身に当てはまるものはあるでしょうか?

1. いつも自分を大切にしてくれそうにない人を好きになる

2. 親密になると見捨てられる不安がつのり、自分から距離を置いてしまう

3. 尽くしすぎて、自ら利用される女になる

4. 相手の粗探しばかりして嫌になってしまう

5. 喧嘩したいわけじゃないのに感情的になって、冷淡な態度や粗野なもの言いをする

6. 相手に依存しすぎてしまう

7. 自分の本心を相手に伝えられず我慢し、最終的に嫌になって距離を置くことになる

◆失敗の原因は過去にある?


では、どうしてあるパターンにハマってしまうのでしょうか。
その原因のひとつに、心の成長が不十分で、ストレスや不快な出来事に対して耐性がないことが挙げられます。

過去の恋愛で心に深刻なダメージを受けたり、親子関係がうまくいかないまま育ったりすると、心の成長が「停滞」状態になります。

「停滞」状態は大きく分けると、精神的発達が途中で止まる「固着」と精神状態が子どもに戻ってしまう「退行」の2種類です。

◆固着・退行が生み出す心理傾向


このような「固着」「退行」状態は、恋愛するに当たってマイナスとなる心理傾向を生み出します。

◎1つ目…「転移」


恋人に親の役割を求め、愛されそこなった経験を解消したいと望んだり、過去に裏切られたつらさを、現在の恋人に復讐することで紛らわそうとしたり。
今、大切な人を過去、大切だった相手に置き換えようとする心理です。

◎2つ目…「投影」


自分の中にある好意・怒り・不信感といった感情を投げかけて、相手がそれらの感情を抱いていると思い込んでしまう心理です。

実際に浮気されたわけでもないのに「相手は浮気性に違いない」と思い込んでしまう人っていますよね。

それは相手が不誠実な人間だからではなく、誠実になれない自分自身を相手に「投影」しているだけ。
本当に浮気性なのは、実は「自分」のほうだったりするわけです。

◎3つ目…「反復強迫」


自分では無意味とわかっているし、不幸になると知っているのに、どうしても繰り返してしまう心理です。
「反復強迫」に陥る人は、バカバカしい考えや概念が頭に浮かんで離れず、心が拒否していても同じ行動をとってしまいます。

心が成長しない限り、「転移」「投影」「反復強迫」といった心理的問題は改善されません。
そうして、7つの失敗パターンを繰り返すことになってしまうのです。

◆まとめ


パターンを生み出す心理メカニズム、ご理解いただけましたでしょうか。

「固着」「退行」から脱出するには、止まってしまった時点に戻って自分を見つめ直す必要があります。
その結果、認めたくない事実を受け入れ、気づきたくなかった現実と向き合わないといけないかもしれません。

でも、それらの段階を通過することで初めて、自分がどう成長すればいいのかが見えてくるでしょう。
苦しみの果てにあるのは、唯一無二の「幸せな恋愛」です。

それをつかみ取れるかどうかは、あなたが自身と真摯に向き合えるかどうか。その勇気を出せるかに、かかっているのです。

ライタープロフィール


黒木蜜
一般企業に勤めながら執筆した作品が日本文学館のオムニバス本に掲載され作家デビュー。古事記への造詣が深く、全国300ヶ所以上の神社紹介記事を執筆。現在、古事記の観点から紹介する神社コラム/恋愛コラムなども手がけている。