アルゼンチンのクリスティナ・フェルナンデス・デ・キルチネル元大統領、ブエノスアイレスの大統領府で(2015年8月20日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】アルゼンチンの連邦裁判所は4日、クリスティナ・フェルナンデス・デ・キルチネル(Cristina Fernandez de Kirchner)前大統領(64)を不動産取引に絡むマネーロンダリング(資金洗浄)の疑いで起訴したと発表した。同国では今年、中間選挙を控えているが、キルチネル氏は別の汚職容疑でも訴追されるなど混乱が続いている。

 司法当局の声明によると、クラウディオ・ボナディオ(Claudio Bonadio)連邦予審判事が、不動産取引に関連した「違法な癒着とマネーロンダリング」の疑いでキルチネル氏を正式起訴した。2007〜2015年に大統領を務めた同氏は、国庫に損害を与えた容疑でも訴追されている。

 またキルチネル氏の息子のマキシモ(Maximo Kirchner)氏、娘のフロレンシア(Florencia Kirchner)氏、さらに実業家のクリストバル・ロペス(Cristobal Lopez)氏、ラザロ・バエス(Lazaro Baez)氏も訴追された。

 被告5人は国外渡航が禁止され、キルチネル氏の資産800万ドル(約8億9000万円)も凍結された。

 カジノやメディア企業を経営するロペス氏は、キルチネル氏と夫のネストル・キルチネル(Nestor Kirchner)氏と親しい間柄だった。ネストル氏は2003〜2007年まで大統領を務め、2010年に死去している。

 バエス氏は建設業界の実業家で、キルチネル氏の在任中に同氏の支持基盤であるサンタクルス(Santa Cruz)州での公共工事を受注していた。
【翻訳編集】AFPBB News