毎晩、きちんと湯船に浸かってその日の疲れをとれていますか? 忙しくなってくると、シャワーすら入れない状況になり、気がついたら満身創痍になっているときもありますよね。健康を保つうえでも、そしてON・OFFのメリハリをつけるためにも「お風呂の時間」を大切にしなければいけません。そこで今回は『無理な長風呂は逆効果!? 自律神経を整える「お風呂の入り方」2つ』をご紹介しましょう。

就寝30分〜1時間前に入る

夜寝る前は交感神経ではなく副交感神経を優位にさせる必要があります。スマホをいじっている暇があるなら、湯船にお湯をはり、ゆっくりと浸かりましょう。ベストな時間帯は、就寝30分〜1時間前。リラックしたまま眠りにつくことができ、睡眠の質も高められます。またお休みの日に、時間的に余裕があれば寝る前だけでなく、夕方やお昼に入ってリラックスモードを楽しまれてみてはいかがでしょう。心が休まる瞬間を増やせば、体も元気になっていくはず。

朝が苦手な人は朝シャワー・朝風呂に入って体を温め、交感神経を優位にしておくと活動的になれます。朝・夜のメリハリをつけるためにも、バスタイムの時間を大切にしましょう。

38℃〜40℃のぬるま湯に

あまりにも熱すぎるお風呂に入ると休まるどころか交感神経が働いてしまい、本来休まなくてはいけない時間に覚醒してしまいます。理想の温度設定は、38℃〜40℃のぬるま湯。何とかして汗をかかなければと熱湯に入る人もいるようですが、無理をせず「気持ちいい」と感じる温度にしておきましょう。

たまにはアロマオイルを入れてみたり、柑橘系フルーツの皮を浮かべてみたりと、その日の気分に合わせて香りも楽しんでみてくださいね。ちなみに長風呂も交感神経を優位にさせてしまうので、リラックスではなく体が疲れてしまいます。お風呂に入ったことで体調を崩さないように気をつけましょう。

自律神経を整えるためには、きちんとポイントをおさえて入浴しなければいけません。体調の様子を見ながら、束の間のバスタイムを楽しんでくださいね!


writer:山口 恵理香