学生の窓口編集部

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イギリスのバーミンガムで起こった、ドラマのような本当の話です。白血病で余命あと数日の少年が、亡くなる3日前に恋人と病室で結婚しました。

オマール・アル・シャイクさんが恋人のエイミー・クレスウェルさんにプロポーズしたのは、あと数日しか残されていないと宣告された数時間後でした。
2人とも16才ですが、双方の両親も承諾の上、友人や家族、病院のスタッフに囲まれ、病室で素敵な結婚式を挙げます。
オマールさんは「全世界に自分が彼女と結婚するのを見届けて欲しい」と話していたそうです。

急性骨髄性白血病と診断されてから、一時は寛解(かんかい)したものの再発。
今年3月に造血幹細胞移植ができなければ余命3ヶ月と言われていましたが、アラブ系でルーマニアの血も引くオマールさんに合うドナーはなかなか見つかりませんでした。
6月14日に最後の化学療法が終わると、担当医はオマールさんにガンが骨髄に広がってしまっていることを打ち明けます。

それを受けて、彼は水曜日に彼女にプロポーズ。結婚についても話し合っていた彼女は、すぐに受け入れます。
大急ぎで家族や友人に知らせ、2日後の金曜日には病室で式が執り行われました。
オマールさんは彼女の指に花で作った指輪をはめながら、もっと一緒に過ごす時間があったら、と話していたそう。

それから3日後の月曜日に彼は亡くなりました。
16才にして花嫁から未亡人になったエイミーさんは、お葬式も彼の望んだとおりに執り行われたと話しています。

本当に純粋に愛し合う2人だからこそ、16才という若さでの結婚も受け入れられたのでしょう。
とても悲しいけれども美しい話です。同じような悲劇が起こらないよう、より良い治療法が早く見つかるといいですね。

参考:
http://www.dailymail.co.uk/health/article-3137290/I-want-world-marry-Heartbreaking-moment-teenage-cancer-patient-fulfils-wish-tie-knot-girlfriend-hospital-just-days-died.html