20代、30代でも老眼の症状が! こんな症状は“若年性老眼”かも
本を読むときに近くの字が見えにくいなんてことはありませんか? パソコンやスマホの使いすぎで、20代、30代で老眼の症状が出る方が増えています。“若年性老眼”は、加齢によって起こる老眼と比べて症状が進みやすいので要注意です。
“若年性老眼”の原因は普通の老眼とは違う加齢によって起こる老眼は、物を見るときにピントを合わせる働きのある水晶体の弾力がなくなることによって起こります。一方、若年性老眼の原因は、水晶体の厚さを調整する毛様筋体の力が弱くなること。つまり目の筋力の低下が若年性老眼の原因だったのです。老眼と若年性老眼で原因は違っても、現れる症状は似ているのが特徴です。
若年性老眼の症状は老眼と似ています。まだ、20代、30代というのにこんな症状があったら若年性老眼を疑ってください。
近くのものを見るときにピントが合うまで時間がかかる細かい文字が読みにくく疲れてしまうパソコンやスマホの文字が読みにくくなったディスプレイの文字がゆがんで見えるようになった若年性老眼は、年を重ねるとともに急激に症状が進むのが特徴です。思い当たる症状がある方は、早めに対処しましょう。“若年性老眼”はこうやって予防しよう!パソコンやスマホの使用時間を減らす
パソコンやスマホから発するブルーライトが目に与える負担は、想像以上に大きいものがあります。画面が小さいほど、画面を明るくするために強い光を発するので、目には大きな刺激に。できるだけ、スマホを使う時間を短くするようにしましょう。
ドライアイも若年性老眼の原因に
ディスプレイを注視すると、まばたきが少なくなりがちです。目を保護する涙の量が極端に少なくなると、角膜や水晶体が傷つきやすくなり、毛様体筋の働きが衰えることに。適度に休憩を取って、意識的にまばたきをするなど、目の潤いを保つようにしましょう。
アントシアニンやルテインで目にも栄養を!
ブルーベリーなどに多いアントシアニンには目の疲労を軽減し、視力を維持する働きがあります。また、カボチャ、トウモロコシ、卵黄などに含まれるルテインには、目の筋肉をほぐしたり光による刺激を抑える効果があります。これらの食品を積極的に食べて、少しでも目の負担を減らしましょう。
writer:岩田かほり
