映画『シサㇺ』は、松前藩が蝦夷地と呼ばれる現在の北海道の領有を始めた江戸時代前期を舞台に描かれる人間ドラマ。松前藩の若き侍が、旅の途中でアイヌの人々に命を助けられたことにより、彼らの文化を知り交流を深めてゆく物語。「小学生のときに、学習塾の課外行事のようなもので、アイヌの集落に2週間ほど滞在する機会があったんです。当時はアイヌの歴史のことも何もわからなかったけれど、独自の生活だったり、循環と