中国や韓国から「歴史問題」を問われたとき、日本はどう対応するべきか。前駐オーストラリア特命全権大使の山上信吾さんは「歴史戦とは、ナラティブ(言説)の勝負だ。今の時代に、今を生きる聴衆に対して、説得力ある形で日本の立場や考え方をインプットすることが求められている」という――。※本稿は、山上信吾『日本外交の劣化』(文藝春秋)の一部を再編集したものです。■中国の「南京虐殺30万人説」にどう反論するか外務省