仕事の対価が正当に支払われない職場では、働く意欲は失せるだろう。メーカーの中小企業で働く50代前半の男性(東京都/エンジニア/年収450万円)は、自身の職場について、「発明報奨金が、社内規程で定められている金額の半分以下しか支払われない」と不満を明かした。(文:長田コウ)「現会長と社長と知財部門の責任者のみが出席する会議で決められる」「従業員一人で発明した」にもかかわらず、会社側の言い分はこうだった。