10年前、おせっかい協会を立ち上げた高橋恵さんは、全国に仲間を作りながらごみ拾い活動、講演活動、SNSでの発信を続けてきた。一貫して伝えてきたのは一人ひとりの思いやりのある行動の大切さだ。その原点には、1枚の紙きれに命を救われた幼少期の経験があった――。■26歳の母と4歳・3歳・0歳の娘1枚の紙切れで救われた命――、おせっかい協会会長の高橋恵さんはこれまで何百回と、こう噛み締めてきたことか。その紙切れがあった