かつての北朝鮮では、軍官(将校)や保衛員(秘密警察)、安全員(警察官)が結婚相手として人気が高かった。ワイロを得る機会は少なくとも、社会的に尊敬される地位にあった軍官だが、それも今は昔。苦しい生活を強いられ、軍での服務にも支障をきたす有様だ。老後の福祉も削られる一方で、絶望した軍官の多くが軍を去りつつある。一方、何かにつけて民間人からワイロをせびり取る機会が多く、ふんだんな食糧配給も得られていた保