中国との国境地帯に駐屯する北朝鮮軍の国境警備隊で新型コロナウイルスの感染がまん延し、一部の部隊は壊滅状態に陥っているという。中国・丹東を拠点とするデイリーNKジャパンのカン・ナレ記者の取材によれば、感染拡大の舞台となっているのは、両江道(リャンガンド)の道庁所在地、恵山(ヘサン)から鴨緑江沿いに金正淑(キムジョンスク)郡までの国境を守っている、第25国境警備旅団第1連隊だ。川向うは中国・吉林省の長白朝