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恋愛の悩みは尽きないもの。特に「学生から社会人になった」、「転職した」、「引っ越した」など、周囲の環境がガラッと変わると周りの人間関係にも変化が起こり、自分の恋人に"悪い虫がつく"なんてこともあるかもしれません。今回は、恋愛・結婚評論家である酒井冬雪さんに、自分の恋人に"悪い虫がついた"ときの対処法を伺ってみました。

大好きな恋人が最近、しきりに職場の同僚の話を楽しそうにするようになった。まさか、その子に言い寄られているのでは? 悪い虫がついちゃったかも? と悩む人は意外と多いものです。

恋人とは、職場が別だったり、違う学校に通っていたりという場合、相手の置かれている環境がみえないので、悪い虫はいったいどんな種類の虫なのか、どれだけ手強い虫なのか見当がつかないという問題があります。ですから、悩めるあなたにできるのは、まず「予防」策を講じることです。

ふたりが付き合いはじめたころの初々しい気持ちに戻って、「なんとなく、ただ声が聞きたくなったの」と電話をしてみる。「ランチ食べた? ちゃんと栄養のあるもの食べてね」「週末にふたりで出かけるのを励みに仕事がんばってるの」と恋人を気遣うメッセや大好きな気持ちを伝えるメッセを送ってみる。前はよくやっていたけれど、最近しなくなったことがあれば、それを復活させるのもいいことです。

たとえば、以前はデートのときにはかわいいスカートやワンピースを着ていたのに、最近は疲れるし面倒だからもっぱらパンツかデニムしかはいていなかった…というのであれば、彼と会うときはまた女の子っぽい服装を復活させる。

近頃はデートといえば、ひとり暮らしの彼のアパートの部屋で、ふたりでゴロゴロしながらコンビニでお惣菜を買って食べるばかりだ…というのなら、ふたりでスーパーへ買い物に行き、簡単に作れるものでいいから手料理を食べさせてあげる。

彼の部屋でゴロゴロするにしても、彼のよれよれのジャージをかりて着るのではなく、かわいすぎる部屋着を買って彼の部屋に置いておくのもいいと思います。また、疲れていて面倒くさいからといって、恋人の話を聞き流したりせず、彼が今取り組んでいる仕事や趣味の話を真剣に聞いてあげる。たくさん話をして、お互いの環境や今の気持ちをよく知っている状態にしておく。

小さな変化も見逃さず。「どうしたの? 何かあった?」と声をかけ、相手が話したがらないようでも、根気よく聞き出す…などなど、悪い虫に恋人を連れ去られてしまわないよう、日ごろから予防をしておくことが大切です。それでも万が一、恋人に悪い虫がついてしまったら、忘れてはいけないのが「負けない」と思う気持ちです。

恋愛に奥手な人ほど、恋人に横恋慕するライバルや悪い虫がついたとき、(彼女の私がいるのに、なりふりかまわず、そこまで一生懸命になれるのか)と、冷静に考えてしまう。相手のしぶとさや攻撃的な姿勢にぼうぜんとしつつ、心の片隅で負けそう…とあきらめモードに入る傾向があるのです。

これでは、悪い虫ちゃんの思うつぼ。大事な彼の心をチクリと刺してマヒさせて、連れさってしまうかもしれません。人を愛する気持ちは、どうしてもエゴがまざってしまうもの。彼に対する自分の愛が、悪い虫を追い払いキズつける結果になるとしても、「負けない。愛を貫く」という強い気持ちをもっていいと思います。大好きな恋人も、あなたがいちばん大切で、大好きだというのなら、悪い虫はさっさと追い払ってくれるはずです。

自分にとって、何がいちばん大切で、最優先なのか? そこを見極めて、悪い虫のしつこい攻撃にも「負けないぞ!」という気持ちを持って戦ってみてほしいところです。

なるほど。確かに女の子っぽい服装にしてみる、ちょっとした小物に気を使ってみるなど、自分と会うために色々と努力をしてくれているのが分かると男性も嬉しいものですよね。"悪い虫"つながりで、最近では悪い虫を寄せつけなくする「虫よけバリア」にも香り付きでデザインが女の子っぽい『Kawaii Select』という商品も発売されているようです。こういったところから女子力を再び高めていくのもひとつの手かもしれませんね。