ソニー、2つの新技術で世界最大級の56型有機ELテレビを開発

ソニー株式会社は8日、ラスベガスで開催中の国際家電ショーにおいて、56型4K対応有機ELテレビの試作機を参考出展すると発表した。

同製品は、ソニーが開発を進める4K（3840×2160ドット）対応有機ELテレビの最新機。従来の低温ポリシリコンTFT（薄膜トランジスタ）ではなく酸化物半導体TFT技術を用い、独自の「スーパートップエミッション」方式と組み合わせることにより、ソニーによると世界で初めて56型の大型サイズで4Kの高解像度を実現している。これにより、有機ELテレビの持ち味である高コントラスト、高輝度、高速動画応答性能、広視野角の豊かな映像表現が可能となった。

ソニーは2007年に世界に先駆けて有機ELテレビを発売したが、現在は業務向け市場に絞っている。今回、4K対応有機ELテレビの実用化・商品化を目指していて、今後はシェアの拡大を目指すとのこと。


56型4K対応有機ELテレビ試作機のイメージ

ソニー株式会社
URL:http://www.sony.co.jp/
2013/1/8