天皇杯の決勝を見に行ってきました。

20130101天皇杯ガンバ側

(写真はケータイカメラで撮ったこともあって、イマイチわかりにくくてすみません。)

ガンバは、J2降格が決まってしまったものの、意地を見せたいところでしょう。3点以上取らないと勝てないという珍記録を作ったガンバですが、天皇杯では1点、2点でも勝てています。特に今野をボランチに置いてからは守備が安定してきていて、失点も減っていますね。

20130101天皇杯柏側

柏は、リーグ戦では6位と今一歩ACL出場権には届かなかったですが、最後のチャンスである天皇杯決勝への意欲は強いものがあったようですね。サポーターも試合前に「ACL!」コールをしてましたから。(ガンバサポーターからはACLに関係ありそうなチャントは多分無かった)

準決勝では出場停止だったガンバ・レアンドロが、また3試合出場停止だった柏のレアンドロ・ドミンゲスが、それぞれ決勝に出場できるのも注目点だったかと思います。でも、結果から言うと、二人とも輝くことは出来ませんでした。ガンバのレアンドロは1トップの位置でサポートがあまり得られず孤軍奮闘、柏のレアンドロ・ドミンゲスは、3試合の出場停止が影響したかミスが多かったように思います。

試合は、序盤はガンバペース。持ち前のパスワークで柏を翻弄して何度もチャンスを作り出します。特に左サイドから倉田(?)の突破が効いていて、高めのポジションをとっていた遠藤に何度か決定機がありましたが決めきれずに無得点のまま時間が経過します。柏の方は、ほとんど攻撃ができません。

この事態を一変させたのが、柏・ネルシーニョ監督。前半32分という早い段階で水野を諦めて田中順也を投入します。その直後の35分、CKから渡部がヘディングシュートを決めて柏が先制!

その後のガンバはすっかり攻撃が停滞するようになってしまいました。何しろ、縦パスが全く入らなくなってしまいましたね。柏の高い位置からのプレスが効くようになったのが影響したんでしょうね。序盤にチャンスを作っていた左サイドも機能不全に陥ってしまいました。

後半に入って、ガンバは家永を投入。孤立気味だったレアンドロの近くでサポートする役目かなと思ったんですが、家永はあまりそんな感じのプレーはしていませんでしたね。結果として、ガンバの攻撃は機能不全のまま時間だけが過ぎて行きました。来季、J2の皆さんがガンバを抑えるヒントがこの試合にあったんじゃないですかね。

柏が来季の契約を結ばなかった水野を先発させた意図はわかりませんが、水野を下げて田中順也を投入した策がドンピシャだったのに対して、ガンバの交代策は全く効果がありませんでした。ネルシーニョ監督の試合中の修正力は流石ですね。

結局、第92回天皇杯は、柏が勝ち取り、ACL出場権も柏が得ることとなりました。

まあ、こんなこと言うのはなんですが、ガンバは目標をJ1復帰を目指すという一つに絞れて良かったんじゃないでしょうかね。
何と無くですが、ガンバからは何としてでも、このタイトルを取りたいという意思は僕には伝わってきませんでした。リードされている後半、たった1点のビハインドでしたが、ガンバのサポーターも元気が無くなって行ったような気がしました。一方の柏サポーターからは、ACLに行きたいという気持ちが感じられました。まあ、僕がそう感じただけで、気のせいかもしれませんが・・・。

かくして、天皇杯は柏の手に渡って2012年シーズンが終わりました。柏レイソルの関係者の皆さん、おめでとうございます。
来季は、僕の応援する浦和レッズも来季は久しぶりのタイトルを目指して戦います。今年もはACLもあるので、いつも以上にワクワク出来そうですね。
というわけで、今年もよろしくお願いしますm(_ _)m