株式会社東芝は26日、コンパクトデジタルカメラで主流となっている1/2.3型の撮影素子サイズで高解像度となる20メガピクセルを実現したBSI(裏面照射)型のCMOSイメージセンサを開発したと発表した。製品名称は「TCM5115CL」で、2013年夏から量産を開始する。

本製品は、業界最小の画素サイズ1.2マイクロメートルの画素を採用し、20メガピクセルの画素数を実現。従来の16メガピクセルの製品(画素サイズ1.34マイクロメートル)と比較すると単位画素当たりで蓄積可能な最大電子数である飽和電子数は、単位面積当たり15%改善して画像はより鮮明となった。

動画撮影においては、フレームスピードを1080pモードで60フレーム/秒、720pモードで100フレーム/秒となり、HD動画の高速撮影となめらかなスロー動画再生を可能としている。

なお、同製品のサンプル出荷は2013年1月からで、2013年夏の量産から2015年度には市場シェア30%を目指すとしている。

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CMOSイメージセンサ「TCM5115CL」

株式会社東芝
URL:http://www.toshiba.co.jp/
2012/12/26