『ヒッチコック』 (c) 2012 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
 『裏窓』、『サイコ』、『鳥』など、サスペンス映画の神様と称されたアルフレッド・ヒッチコック。独特の撮影手法やお約束である自身のカメオ出演などで、オンリーワンの存在として大きな功績を残したヒッチコックだが、一度もオスカー像を手にすることがなかった“アカデミー賞に嫌われた男”だった。そんな映画界が誇る巨匠と、彼を支えた妻の実話を描いた『ヒッチコック』が、2013年春に公開される。

 ヒッチコックと、妻であり仕事のパートナーでもあったアルマ・レヴィル。それまでの常識を覆した独創的な映画『サイコ』の撮影現場には、二人にとって数々の困難と障害が待ち受けていた。そして、その舞台裏にあった、魅力的で複雑なロマンスや葛藤とは?

 再起を賭けたヘビメタバンドのドキュメンタリー『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』のサーシャ・ガヴァシ監督が手がけた本作品は、出来の良さから急遽11月23日に公開を早め、賞レースに参戦。8エリア、17スクリーンという小規模の限定公開ながら、連休成績はトータル288,000ドルと素晴らしいスタートを切り、順次拡大公開されることが決定した。

 作品で最も注目したいのは、ヒッチコックを演じるのは『羊たちの沈黙』シリーズのハンニバル・レクター博士でお馴染みのアンソニー・ホプキンスであること。特殊メイクを施し、ヒッチコックになりきった演技は圧巻の一言。妻のアルマ・レヴィル役をアカデミー賞女優ヘレン・ミレンが演じるほか、『アベンジャーズ』のスカーレット・ヨハンソンが『サイコ』で有名なシャワーシーンを披露したジャネット・リーに、『トータル・リコール』のジェシカ・ビールがヴェラ・マイルズに扮するなど、往年の女優たちを演じる美女にも注目だ。

 『ヒッチコック』は2013年春 全国ロードショー

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