食べる門には福来たる?お伊勢さん界隈の“正月グルメ”

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約2000年の歴史を持ち、天照大御神を祀る神社「伊勢神宮 内宮」(三重県伊勢市)は、正月は全国から訪れる多くの参拝客でにぎわう。そこで初詣と併せて楽しみたいのが、界隈の店の“正月グルメ”だ。その中から、めでたい品々を紹介しよう。

【伊勢エビと紅白餅で豪華な祝い汁!ほか、正月グルメ】

まずは、江戸から明治の伊勢の街並みを再現した「おかげ横丁」から。

伊勢神宮には、毎月朔日(月の第1日)に参拝する「朔日参り」という風習があり、おかげ横丁には毎月一日に旬の食材を使った朝粥を供する店がある。そのうちのひとつ、「すし久」では、毎年恒例の「新春朝粥」(800円)を12月31日(木)23:00から販売する(なくなり次第終了)。大納言小豆の赤と、粥の白さで紅白を表現した、正月らしくめでたい一品だ。

ほかにも、「団五郎茶屋」による米こうじ仕込みの手作り甘酒(200円)もおすすめ。初詣で冷えた体を温めるのにぴったりだ。「海老丸」では2010年1月1日(祝・金)〜1月中旬に楽しめる特別メニュー「海老の塩焼き定食」(3800円)を販売するなど、身も心も温めてくれるグルメがいっぱいだ。また、花火も上がる恒例のカウントダウンイベントでは、2010年1月1日0:30ごろから伊勢の地酒「おかげさま」の振る舞いがあるので、年越しに訪れたならぜひ味わおう。

そしてもちろん、鳥居前町として発展した「おはらい町」にも絶品グルメがいっぱいだ。

入り口付近にある「帆風(ばんぶー)」では、伊勢エビと紅白餅が入った見た目もめでたい「伊勢海老祝い汁」(600円)を販売。幸運を運んでくれそうな“福”の焼印がかわいい「お伊勢屋本舗」の「福まん」(350円)を食べ歩いたり、“虎”のロゴをかたどったベビーカステラが入った「虎屋ういろ」の「虎虎焼 ことらバッグ」(1050円)を、“寅年”にちなんで土産にしたり。食べたら身も心も幸福になれそうなメニューが満載だ。

ちなみに、伊勢神宮には“参拝客みんなが大吉”という意味で、おみくじが存在しない。それでも吉兆を占いたい人は、おかげ横丁にある「神路屋」の招福干支みくじ(300円)や「吉兆招福亭」の招き猫おみくじ(300円)を引いてみるのもまた一興。今年の初詣は、めでたいグルメと共に楽しめる伊勢神宮を訪れてみてはいかが?【詳細は東海ウォーカー12/15発売号に掲載】

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