先週ナントから獲得の意思を伝えられたレンヌのシルバン・ビルトール(34)だが、11日付のレキップ紙によると、オファーに応じる構えはない模様だ。

 ビルトールは昨シーズン8月にリヨンからレンヌへ移籍したが、今季は3試合、いずれも途中出場で合計わずか43分しか出番を与えられていない。ラコンブ監督との不仲も伝えられ、ほぼ“構想外”の扱いを受けているものの、現在16位で降格の危機にあるナントへの移籍は長い目で見て得策でないと判断したようだ。

 一方のレンヌは第13節を終えた時点で4位と好調。12日のリーグ杯4回戦(対ル・アーブル)では主力を温存すると見られ、ビルトールに出番が回ってくる可能性もある。

 この報道に対するネット版ユーザーのコメントは、「ビルトールならナントの救世主になれただろう」、「ビルトールが入ればナントは現状を脱することができたはず」と残念がるものから、「相変わらずビルトールはカネのことしか頭にない。カタールで現役を終えるつもりだろう」といった冷ややかなものまでさまざまだ。