9日のリーグ・アン第13節で、パリ・サンジェルマン(PSG)がホームでリールに1―0と辛勝、3連敗を逃れ順位を8位に上げた。

 唯一のゴールをあげたのは、今シーズンからリーグ・アンに復帰したリュドビック・ジュリ。この得点が今季の初ゴールとなった。ジュリの公式戦ゴールは7ヶ月前のセリエAウディネーゼ戦(昨シーズン、ASローマ)以来。

 試合後ジュリはレキップ紙のインタビューに応え、「たしかにこのときを待っていた。いい気分だよ。でももっと大切なのは勝利をあげたこと。ゴール(前半44分)に大喜びしていられなかったのは、まだまだ安心できなかったからだ。この試合は絶対に負けられなかった。これで2連敗を吹っ切ることができた」とゴールよりもチームの勝利を喜んだ。

 前節(対ニース)の敗戦後、チームに気合いが足りない、と嘆いたジュリ。自らのゴールが呼び込んだ勝利で、チームが再びやる気を取り戻したと手応えを感じている。4位に2ポイント差と好位置につけるPSGだが、「これまでとれるポイントをむざむざ失ったこともある。まだ満足はできない。1試合1試合を大事に、勝ちを重ねていかないと」と気を引き締めた。