ビジャレアルのアメリカ代表FWジョジー・アルティドール(18)が1日に行われたリーガ第9節、対アスレティック・ビルバオ戦で一つの記録を作った。11月6日に19歳を迎えるアメリカ期待の若手は、リーガ1部で米国人初のゴールを決めたのだ。89分にジョレンテに代わって入ったアルティドールは、その数秒後にはカソルラのラストパスからダメ押しとなる4点目を相手ゴールに叩き込んだ。

 シーズン初ゴールに「サン・マメスのようなやり難いスタジアムで、自分のゴールにもチームの勝利にとても満足している」と喜びを表したアルティドールは、「リーガで僕の国のフットボール選手として初ゴールだったってことは知らなかった。それを僕が達成したなんで素晴らしいことだと思う。でも、これからも米国人のゴールに期待している。自分も含めてね」とも。

 16歳でMLSレッドブル・ニューヨークでプロキャリアをスタートさせたアルティドールは、他にもMLSで最年少得点記録を更新、MLS史上最高となる移籍金で2008年にビジャレアルに移籍といった記録も作っている。優れたフィジカルと強さに加え、大柄ながらも足元のテクニックに定評のある若きストライカーのヨーロッパでのキャリアは始まったばかり。今後の彼の活躍に期待したい。

(スペイン通信)