――KJの長所と短所をどのように捉えていますか。

「スタンドは強い。グラウンドワークは、テイクダウンを防ぎ、寝技を避けているから、どれくらい戦えるのかは正直、分からない。レスリグの防御はできているね。

で、立ち技で勝負してくる。これは僕にとっても都合がいいよ。僕との試合で真っ向から立ち技勝負を仕掛けてくる選手は決して多くないから。手が合っていい試合になると思う。そして、ATTのメンバーがついてくれている僕が勝つことになる」

――UFCは独占契約をファイターと結んでいますが、EXCは決してそういうわけではありません。そして、日本のDREAMと良い関係にあり、DREAMはライト級GPを開催中です。

「凄い準決勝と決勝になるだろうね。正直、僕は友人のエディ・アルバレスに優勝してほしいと思っている。彼の試合は面白いしね。エディはEXCとも契約もしているし、僕も強い彼と戦ってみたい。

GPの優勝はエディとアオキ、この二人のいずれかだと思う。エディに勝つ可能性があるのは、アオキだけだと思う。エディはアオキのようなサブミッション・ガイと戦ったことがないからね」

――また、イーブス選手が日本で戦う姿が見てみたいです。DREAMには川尻選手、宇野選手とリベンジを果たさないといえないファイターがいますからね。

「もちろん、僕も日本でまた戦いたい。僕はこの世界にデビューした時の夢は日本で戦うことだった。そして、日本で戦う機会を得て、僕は日本のことがもっと好きになったんだ。

日本のどこが凄いかって、ゴミ箱の種類がいくつもあって、捨てるものが違いリサイクルに役立てている。本当にびっくりしたよ。そして安全だし、ゴミが落ちていない。MMAを見ていなそうな人まで、親切にしてくれる。米国のストリートをきれいにしたいなら、日本のゴミ箱を持ってくるべきだ。

カワジリはきっと僕と戦いたいがらないだろう、もう僕に勝っているしね。でも、また彼が僕と戦う必要があるように、僕もこれからキャリアを再構築していくつもりだ。

ウノ、僕は彼とルミナ・サトーの最初の試合を見てから、ずっと僕の手本だった。彼の試合を見て、学んだことは多い。僕はワールドベストファイターと戦いたい。米国のライト級は確かに急激に強くなった。

今も日本がベスト3の一つであることは変わりない。米国、日本、ブラジル、これだけタフな階級はないから、遣り甲斐があるんだ。今やウェルター級を凌駕して、最もエキサイティングな階級だと思うよ。トップ30人を選び、どの顔合わせでも激しい試合が見られるに違いない」

――とにかく今はハワイ生まれ、サンディエゴ在住のファイターに勝たないといけないですね。

「KJはハワイで生まれ、僕は彼のホームリングで挑戦することになる。でも、KJはヒューストン育ちで僕らは友人だったんだ。彼が18歳ぐらいのとき、スパーリングをしたこともある。でも、僕らが奪い合う椅子は一つしかない。ならば、友人といえども倒すだけだよ」

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