仲間のプレーに拍手を送る木村選手 (Photo by T.Ebisu)

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 北京五輪の切符かけた最後の戦いが、17日から女子の試合を皮切りに、東京体育館にてその火ぶたが切った落とされた。

 開幕戦からヨーロッパの強豪・ポーランドを迎えた大一番だった柳本ジャパンだったが、今大会に合わせ練習を重ねた木村沙織選手のバックアタックを含む17得点の活躍や、先のVプレミアリーグでMVP他3冠を獲得した、荒木絵里香選手や杉山祥子選手のセンタープレーヤーがブロックにスパイクにと大暴れし、3-1で大事な初戦をものにした。ポーランドはエースのスコブロニスカがケガで本調子でなかったとは言え、準備不足は否めず、ボニッタ監督もガックリと肩を落とした。

 日本は4年前の最終予選を戦ったメンバーが半数以上いることもあり、試合後も、浮き足立つこともなく落ち着いていた。会見場に現れた高橋みゆき選手、竹下佳江選手、木村沙織選手も「勝てたことは素直にうれしいし、大きな1勝だがまだ1勝。」と気を引き締めていた。それでも「いい緊張を持って入れた」とその緊張をうまくコントロールできているのは4年間の成果かもしれない。

 今日の第2戦はプエルトリコ戦。格下のチームだが、確実に1勝を重ねて欲しい。

(text/photo T.Ebisu)



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