「落とさなくていいセットを簡単に落としてしまった」と悪かった部分のコメントが続き、硬い表情のままだった栗原選手<br>(Photo by S.NOHARA)

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 激戦で勝利を奪った後、スグに始まった勝利インタビュー。しかし、意外な展開に観客席がドッと沸いた。柳本晶一監督(56)率いる世界ランキング8位の日本は、セットカウント3−1で、世界ランキング19位のプエルトリコから白星を奪ったが、かろうじての勝ちっぷり。第3セットは、6連続失点などでアッサリと落とし、第4セットも大きく揺れ動いた日本チーム。柳本監督は指揮を執る立場ながら、試合にアツくなりすぎ“声を枯らしてしまう”ほど、危ない試合だった。03年2月、全日本監督に就任から「通算100勝目を達成しました」とスポットライトを浴び、大きなビジョンに映し出されたものの、声はガラガラで詰まり気味…。「監督、ひょっとして泣いちゃった?」と勘違いされるような様子で、スタンドから笑いが起こった。

 柳本ジャパンは微笑ましい締めくくりのメモリアル勝利となったが、第2戦目のアリーナは不穏な空気でイッパイだった。監督は「最後まで的を絞れなかった。プエルトリコのエースに揺さぶりをかけ、成功したと思ったら、逆に他の選手の攻撃力に拍車をかける結果を生んだしまった」と、格下相手に思わぬ苦戦をしいられた試合を振り返った。

 また、お世辞にもカッコ良いとは言えぬ勝利インタビューに「一発勝負。これがオリンピックの予選だと感じた試合だった。声が枯れてしまうぐらい、集中していたからだと思う」と答え返すも「情けないです…」とポツリ、付け加えた。

(text/photo S.NOHARA)



五輪最終予選女子・第2日
日本 3−1 プエルトリコ
(25-20,25-18,17-25,26-24)

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