パレスチナ自治区ガザで作戦に従事するイスラエル兵。イスラエル軍提供(2024年6月14日撮影・提供)。(c)AFP PHOTO / Handout / Israeli Army

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【AFP=時事】イスラエル軍は16日、パレスチナ自治区ガザ(Gaza Strip)への援助物資の搬入促進のため、ガザ南部の一部地区で日中の軍事活動を「一時停止」すると発表した。

 軍は声明で、「ケレムシャローム (Kerem Shalom)検問所から北に向かうサラアルディン通り(Salah al-Din Road)沿いで当面、毎日午前8時から午後7時まで人道目的のため局地的かつ戦術的に軍事活動を一時停止する」とした。

 国連(UN)などとの協議後、「ガザ向けの人道支援物資の量を増やす」取り組みの一環として、今回の決定が下されたと説明している。

 イスラエルは、ケレムシャローム検問所などを経由した支援物資の搬入を促してきたと以前から主張している。これに対し人道支援団体は、ガザにおける食糧や必需品の深刻な不足について数か月前から警告してきた。

【翻訳編集】AFPBB News

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