部屋の雰囲気をガラリと変えたい! 賃貸でもOK、簡単に“垢抜け部屋”に変えるコツ

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賃貸でも、手軽かつスピーディに垢抜け部屋を手に入れる方法が。DIYとインテリア雑貨を生かしたコツをレクチャーします。

1か月で“垢抜け部屋”を目指す!

住まいを短期間で自分好みの垢抜け部屋に変えるコツは、DIYとインテリア雑貨に。ポイントを押さえるだけで、空間は見違える。

部屋の雰囲気をガラリと変えたいなら、まずはDIYで壁や床の色や、質感を変えるのが近道。

「最近は商品が進化しているので、初心者でも手軽かつ失敗なくDIYを楽しめるようになりました。フロアタイルや壁紙など特別な道具がなくても設置できるものや、原状回復が手軽なものなど、賃貸でも気軽に取り組めるのが魅力。一気に部屋全体をやろうとせず、面積が小さいスペースから少しずつ挑戦していくのがコツです」(DCM株式会社 マネジャー・村山良太さん)

さらにインテリア雑貨をアクセント的に配していけば、よりスタイリッシュで自分好みな空間に。

「まずは棚やラグなど、空間を占める面積が大きいものから決めていくと失敗が少ないと思います。ペンダントライトも部屋の印象を引き締めてくれるのでおすすめ。あとは購入する際、使い道を限定しすぎないこと。用途や置く場所などに使い回しが利くものを選ぶといいですね」(『LAND』店長・仲山彈さん)

早速、以下で紹介するポイントを押さえて、垢抜け部屋を目指そう。

FLOOR

室内でも大きな割合を占めるスペースだけに床面の色合いや柄などが空間の印象を大きく左右する。

“フロアタイル”なら切って置くだけ!

部屋の面積や形状に合わせてハサミやカッターで簡単にカットできるフロアタイルは、設置が手軽なだけでなく原状回復が容易なのも魅力。「最近は、床材の種類も柄のバリエーションも豊富に揃っています。床材はクッションフロアやタイル、フローリングのほか、大判のマスキングテープ方式なども。柄で人気があるのは、韓国風の白いフローリング調や、ヘリンボーン柄、大理石調の柄ですね。ジョイント方式のフロアタイルだと接着剤や両面テープがなくても設置でき、ずれることもないので、DIY初心者や女性の方にもおすすめです」(村山さん)

@0826__mさんのお部屋は、グレーのフロアタイルで木目調の床から明るい印象に大変身!

“ラグ”はインパクト重視で選ぶ。

部屋で占める面積が比較的大きく、手軽に印象を変えることができるインテリア雑貨がラグ。「おすすめは、華やかな柄の存在感が印象的なフェスティバルラグ。細かい柄で構成されているので難易度が高そうに思えるかもしれませんが、ラグの質感や素材感、色などを他のインテリア雑貨と揃えることを意識すると空間にまとまりを出すことができ、部屋がこなれた印象に」(仲山さん)

また、インパクト大なアニマルラグもぜひ取り入れてみたいアイテム。床を飾るアクセントのような感覚で活用するとサマになりやすく、ラグの上に重ねて敷くのも。

WALL

白くて何もない壁のままだと、どこか寂しい雰囲気が。壁紙を替えたり、デコレーションすることでモダンに。

“壁紙・パネル”もシール式でお手軽。

壁紙やウォールパネルを活用することで、壁の色や質感も変幻自在。どちらも貼って剥がせるシール式のものを選べば、失敗しても貼り直しができて安心。「独特の風合いが楽しめるペイント壁も人気です。賃貸だと難易度が高そうに思えるかもしれませんが、剥がせる壁紙を貼ってその上からペンキを塗る方法や、壁の前に簡易的な壁板を設置してそこに塗る方法があります」(村山さん)

他にも、合板でお部屋の入り口をアーチ状にするDIYも『DCM DIY place』では相談が急増。賃貸とは思えない、カフェ風のお部屋が簡単に作れるそう。

“腰壁”で一気に本格的に!

汚れやすい壁の下部を保護しつつ、スタイリッシュなアクセントをプラスすることができる腰壁。「木材をそのまま貼り付けるのが、本来の腰壁の作り方。お好みの長さに切り、取り付けるだけであっという間に洋風に仕上がります。賃貸では、本来の壁の前に突っ張るかたちで板を置き、そこに木材を貼れば可能に。原状回復が心配な方には、大判のマスキングテープを貼る方法がおすすめです。モールディングを貼って木材風にすると、より本格的な空間になりますよ」(村山さん)

ペットや、小さいお子さんがいる家庭の方もぜひトライしてみて。

@p.tarooさんはDIYした腰壁に合わせて、壁紙もウィリアム・モリスのものをチョイス。

ILLUMINATION

空間に光のグラデーションを加えるだけでなく照明器具そのものがインテリアのアクセントに。

“ランプシェード、デザインライト”でおしゃれ度が一気にアップ!

インテリアの一部として空間を引き締めてくれ、部屋の印象を大きく左右する照明。

「毎日使うし目にも留まりやすいアイテムだからこそ、気に入ったものを。ペンダントライトは大物インテリアの一部として選ぶのがおすすめです。デザインライトは、雑貨のような感覚で選んで、気分に合わせてレイアウトを変えてもいいと思います。また、照明選びの際、案外重要なのが日中の佇まい。照明をつけていない状態でもサマになるかを基準に選んでみてください」(仲山さん)

@uka.__ieさんは、同じペンダントライトを3連で使用。あえて寄せ、高さを変えて設置することで空間のアイキャッチに。

“テープライト、チューブライト”でさりげなくこなれた空間に。

貼るだけでライン状の光を演出でき、空間をスタイリッシュに変えてくれるLEDテープライト。軽量で柔軟性があるため貼る場所を選ばず、色調も多彩。必要な長さに合わせハサミでカットできるためDIY初心者でも安心。

またネオン管のようなデザインがスタイリッシュなチューブライトも注目度の高いアイテム。「置いたり、壁にかけたりするだけで空間のアクセントになるアイテム。最近は色やデザイン、メッセージも多彩だから、選ぶ楽しみもあります」(仲山さん)

おしゃれな部屋づくりを発信する@kurashi_yamatonさんは、べッドの下にLEDテープライトを貼って、ホテルライクに。

DECORATION

垢抜け部屋づくりの仕上げになる存在感ある雑貨。気分や季節に合わせて替えることができるのも魅力。

アートポスター

大判サイズのものだと部屋のイメージをガラリと変えることが。「壁に直接貼るのではなく、額装して床に置くことでぐっとおしゃれな雰囲気に」(仲山さん)。

鏡をアクセント的に配することで、ニュアンスのあるインテリアに。「店でおすすめしているのは、小さい鏡を複数個飾るスタイル」(仲山さん)。鏡が空間を広く見せる上、光を反射して有機的な変化を楽しめる。

スローケット

ベッドやソファーカバー、膝掛けなど多用途で活躍するスローケット。「最近のトレンドはジャカード織のタイプ。何枚か持っておいても損はないと思います。タペストリーのように壁に貼って楽しむのも」(仲山さん)

DIYアート

オブジェや絵など、DIYアートを飾っても。100均などでも材料を揃えることができる上、特別な技術がなくてもサマになるのが魅力。

DCM DIY place 恵比寿にあるDIY特化型の店舗で、店内には体験スペースも充実。ワークショップなども実施。東京都渋谷区恵比寿4‐20‐7 恵比寿ガーデンプレイス センタープラザ1F TEL:03・5421・7330 10:00〜20:00 不定休

LAND Lifestyle Shop ライフスタイル雑貨を中心に、国内外から生活を豊かにするアイテムをセレクト。若い世代からの注目を集めており、オンラインショップも充実。東京都国分寺市本町2‐2‐1 east201‐1 TEL:042・349・6955 11:00〜19:00 不定休

※『anan』2024年5月22日号より。イラスト・日菜乃 取材、文・真島絵麻里 宮尾仁美

(by anan編集部)