「ミナ ペルホネン」が伊勢丹新宿店で3年ぶりのイベント開催、国内外21のブランドとコラボ
同イベントは、2018年に本館7階の催物場で初開催して好評を博し、2021年には約5倍の会場規模で第2回を実施。3年ぶり3回目となる今回は、「社会における“多様性の共生”同様に、国内外の歴史を重ねた素晴らしい物づくりをされているブランドと協業しデザインの多様性を想像していく」という思いを込めた「デザインダイバーシティ」をテーマに、ミナ ペルホネンがイベントのために用意したオリジナルの服や雑貨などに加え、前回の約2倍となる、国内外21のブランドや作家とコラボレーションしたアイテムを展開する。
今回のイベントでは、前回同様に暮らしのあらゆるシーンを見据えた「衣食住」幅広いジャンルのアイテムをラインナップ。ファッションアイテムからは、人気のアーカイヴのテキスタイルを用いて今回のテーマの雰囲気に合わせて製作したという、ミナ ペルホネンのワンピースやブラウス、刺繍やパッチワークを施したトートバッグなどを用意。コラボアイテムとしては、キャンバス地にミナ ペルホネンの「skyful」「jellybeans」「light berry」柄の刺繍やプリントをあしらった「コンバース(CONVERSE)」のスニーカー(税込9900〜2万6400円)や、ミナ ペルホネンの様々な柄を落とし込んだ「アンティパスト(ANTIPAST)」のニットカーディガン(4万1800円)とソックス(3190〜4290円)などを揃える。
また、ミナ ペルホネンデザイナーの皆川明が日頃から愛用しているという「ヴァレクストラ(Valextra)」とコラボしたバッグ3型も展開。通常はシンプルな無地のキャンバス製の付属ポーチに、ミナ ペルホネンの「Skyful」柄の繊細な刺繍を全面にあしらった「バケットバッグ マイクロ ショルダー」と、蓋を開けた内側部分にブランドを象徴する蝶のモチーフを嵌め込んだアイコンバッグ「イジィデ」、皆川が選んだ春や大地をイメージしたカラーを採用した、1960年代にロンドンのタクシードライバーがコインやレシートなどを入れるために使った小箱から着想を得て作られたバッグ「トリックトラック」をラインナップする。
皆川はヴァレクストラについて「建築的な構造と機能を追求したことが美しさに繋がっているデザインと、その上に入った職人仕事の素晴らしさ、そのような理想的なものづくりのプロセスに敬意を表して使い始めた。ブランド名やロゴではなく、職人技やフィロソフィーが伝わるアイテムであることを感じてほしい」と魅力を語る。現在では、日用的なレザーのバッグは全てヴァレクストラで揃えているという。
そのほか服飾雑貨としては、ミナ ペルホネンの柄を表側と内側にあしらった「グローブ・トロッター(GLOBE-TROTTER)」のスーツケース(39万6000〜51万7000円)とラゲッジタグ(2万2000円)、ミナ ペルホネンの動物柄をプリントした「SIWA|紙和」の和紙製ブリーフケースやPC ・タブレットケース、ペンケース、ブックカバーなどを用意する。
食にまつわるアイテムからは、前回に続き2回目のコラボとなる「ストウブ(STAUB)」の鍋が登場。「フォレスト(森)」をテーマに肉料理との相性の良さを意識した第1弾を踏まえ、今回は魚料理をイメージした「オーシャン(海)」をテーマに、魚や海のモチーフで製作した3型の鍋(2万9700〜3万7400円)を「ユーカリ」と「リネン」の2色で用意する。また、人気の「choucho」や「tambourine」柄を配した野田琺瑯の筒形・長方形の保存容器や、オリジナルのちょうちょの刻印や刺繍を刃とケースにあしらった釜浅商店の包丁、陶芸家の安藤雅信や内田鋼一が手掛けたオリジナルの茶碗が入った嘉門工藝の茶道具セットなど、日常生活の中で職人技やものづくりの良さを感じられるアイテムを中心に取り揃える。
ライフスタイル系では、皆川が「一家に一台あってもいい」と高く評価する、デザイナー 新居猛がデザインした「ニーチェアエックス」にミナ ペルホネンらしいエッセンスを刺繍や素材で加えた折り畳み椅子をはじめ、土屋鞄製造所出身者が手掛けるベビー用品ブランド「アンドロソフィー(ANDROSOPHY)」のベビーキャリア(4万2350〜4万4000円)とポーチセット(1万1880円)、フィンランドのテキスタイルメーカー「ラプアン カンクリ(Lapuan Kankurit)」のタオル(4620〜1万7600円)やブランケット(2万7500〜3万5200円)、イギリスの「リバティ(LIBERTY)」のファブリック(1万9800〜2万2000円)、皆川が香りをセレクトし、香りに合わせた森のイラストをパッケージにあしらった「オサジ(OSAJI)」のボディミルク(4950円)やハンドクリーム(1980円)など、生活に様々な形で寄り添うアイテムをラインナップする。
プレエキシビションのトークイベントに登壇した皆川は、「元々このイベントは、“ディア フレンド”という名前にもある通り、親密であたたかい、販売する側も購入する側もお互いにものづくりやデザインに対しての愛着を持ちながら行えるような催しができないか、という思いから始まりました。そして『デザインダイバーシティ』というコンセプトは、人種やカルチャー、キャラクターなどが異なる人たちが互いの多様性を理解しながら生きていこうという機運が高まっている中で、『デザインにおいてどのようなことが言えるのか』ということをテーマにしてみたら面白いのではないかと考えて決めたものです。今回コラボレーションさせていただいた様々なプロダクトを通して、ものづくりの理念や生産背景、作り手の情熱を知り、それらを暮らしの中に取り入れることの価値や喜びをみなさまに改めてお伝えできたらと思っています」と開催の背景にある思いを話した。
■Dear Friend, Department - Design Diversity -
会期:2024年2月17日(土)〜2月21日(水)※最終日は18:00終了
エムアイカード会員特別招待日:2024年2月16日(金)
会場:伊勢丹新宿店 本館6階 催物場
所在地:東京都新宿区新宿3丁目14−1
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