ちょっとしたエクササイズで美姿勢が目指せる

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 鏡やガラスに映った自分の姿を見て、「あれ?」と思ったことがある人も多いのでは? もっとスラっとシャキっとしていると思っていたのに、意外にもずんぐり見える…。その理由は単に脂肪の付き具合だけでなく、姿勢の悪さからくるものかも。猫背や反り腰など、日本人が陥りがちな姿勢の悪さを改善するエクササイズとは? 姿勢美人になる秘訣を、20年以上にわたって整体師として活動してきた塚本幸規氏(オルソグループ/株式会社キュアレ)の監修のもと紹介する。

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■猫背や反り腰、太って見える姿勢のクセを改善するエクササイズ

【猫背を改善するエクササイズ】

 猫背は背中が丸まって前かがみになる姿勢。改善するには、胸筋や首の筋肉を伸ばし、背中や肩の筋肉を鍛えることが大切。例えば、以下のようなエクササイズが効果的だ。

●壁に手をついて胸を開く

壁に向かって立ち、両手を壁につく。手の高さは肩と同じくらい。手のひらは平行にして、指先は上に向ける。そのまま手を壁に押し付けながら、胸を壁から離そうとする。こうすると、胸や首の前面の筋肉が伸びる感じが。10秒ほどキープして、ゆっくり元に戻す。これを5回繰り返す。

●タオルで背中を引き上げる

タオルを両手で持つ。タオルの長さは肩幅よりも広く。これを頭の上に持ち上げて、腕を伸ばす。そのままタオルを後ろに引き下ろしていくと、背中や肩の後ろの筋肉が引き締まる感じがする。10秒ほどキープして、ゆっくり元に戻す。これを5回繰り返す。

【反り腰を改善するエクササイズ】

 反り腰は腰が反ってお尻が出る姿勢。改善するには、腰や膝の筋肉を伸ばし、お腹やお尻の筋肉を鍛えることが大切。例えば、以下のようなエクササイズが効果的。

●仰向けで膝を抱え込む

仰向けに寝て、両足を曲げて天井に向ける。そのまま両手で両膝を抱え込むと、腰や太ももの裏側の筋肉が伸びる感じがする。10秒ほどキープして、ゆっくり元に戻す。これを5回繰り返す。

●仰向けで足上げ

仰向けに寝て、両足を伸ばす。そのまま両足を上げて天井に向け、足は真っ直ぐに保つ。こうすることで、お腹やお尻の筋肉が使われる感じがする。10秒ほどキープして、ゆっくり元に戻す。これを5回繰り返す。

 これらのエクササイズは毎日行うことで効果が高まる。また、普段の生活でも姿勢に気を付けることも大切。太って見えてしまう姿勢をエクササイズで改善することで、どこから見ても納得のいく自分の姿を作り出ろう。

【監修者 塚本幸規氏コメント】

 「見た目に悪い姿勢は、筋肉の使われ方に問題があることが多いです。一定の場所に負担が集中していたり、逆に全く使われていなかったり。このアンバランスが姿勢の崩れとなり、見た目も悪くなってしまいます。エクササイズは刺激が優しいため、酷使されている筋肉には癒しの時間。全く使われていなかった筋肉には刺激の時間になります。日常生活の合間に取り入れることで筋肉の使われ方のバランスも整ってきますのでおすすめです」

【監修者プロフィール】

塚本幸規(つかもと ゆきのり)

オルソグループ 株式会社キュアレ取締役/整体師

1980年、岐阜生まれ。美しく健やかに体を整えるためのアイテムを取り揃えたCURE:REのマーケティング、PRを担当。20年以上にわたる整体師としての経験から様々な不調を抱えるクライアントをサポートし、ウィルビーイング向上に努めている。