不倫略奪後、彼の本性が露になりました…28歳女性が辿った「悲惨すぎる末路」【後編】

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年上のイケメン経営者・和也さんと付き合っていたアヤカさん。彼が既婚者であったことが判明したものの、彼女は別れを選ばず、彼を信じて離婚を待つことを決意します。頑なに別れようとしない妻に、こっそり裏アカウントで嫌がらせのDMまで送っていたアヤカさん。そんな彼女の願いが届いたのか、3年の不倫を経て、ついに和也さんは妻と離婚したのです。しかし彼女を待っていたのは、恐ろしい現実でした。

夢にまで見た経営者妻の暮らしの実態は…

「20代後半という貴重な時期を費やし、3年も待ち続けた甲斐あって、ついに和也は離婚しました。彼曰く、奥さんはもともと離婚を拒否していたはず。ところがなぜか私との不倫がバレて、急に手のひらを返したように別れようと言ってきたそうです。そのぶん慰謝料は免れなかったようですが…。とにかく私としては、離婚が成立したので万々歳でした」

それから数か月後に、二人は入籍。こうしてアヤカさんは見事、略奪婚を成し遂げました。

大好きな彼。憧れていた経営者妻の暮らし。欲しかったものを全て手に入れたはずでした。…ところが現実はそう甘くなかったのです。

「まず、引越し先の新居が…。住所こそ港区の一等地なんですが、築年数40年超えの、ボロボロのアパートでした。付き合っていた頃は高級店でデートしたり、ジュエリーをプレゼントしてくれたりと、かなり羽振りが良かったのに…。慰謝料や財産分与のせいでしょうか? 結婚した途端、別人のように財布の紐が固くなったんです。結婚して半年くらいしてから気づいたんですが、どうやら会社の経営も思わしくないようで…。仕事でトラブルが続いているのか、家にいる時も不機嫌な時間が増えていきました」

事あるごとに前妻と比較する夫

想定外だったのは、経済状況だけではありません。付き合っていた頃はアヤカさんにとても優しかった和也さんですが、結婚後、少しずつその本性があらわになっていきました。

「結婚するまで気づかなかったけれど、いわゆるモラハラ男でした。しかも事あるごとに、私と前の奥さんを比較するんです。最低ですよね…。前妻は仕事もバリバリやりながら家事も全て器用にこなしていたようで、夫はすぐに比較して私をダメ出ししてきます。『前妻は何でもやってくれたのに、なんでアヤカはできないわけ?』と言われた時は、さすがに辛くて泣いてしまいました。『アヤカと結婚してからろくなことがない』と言われたこともあります」

ようやく幸せを手に入れたと思っていたのに、その実態は、思い描いていたものとは全く異なっていました。和也さんは今では別人のように変わってしまい、何かにつけてアヤカさんの人格を頭ごなしに否定してくるそうです。

「結婚前の優しかった和也は、一体どこに行ってしまったんでしょうか。それに、今は金銭的な余裕もないので、あれほど憧れていたセレブ妻の暮らしとはかけ離れた生活を送っています。こうなることがわかっていたら、彼と結婚なんてしなかったのに…。和也が既婚者だとわかった時点で彼と別れてさえいれば…と、過去の自分の選択を本気で悔やんでいます」

一方、夫の前妻は…

ちなみにアヤカさんは、和也さんの前妻のInstagramを、今でもチェックしているのだとか。

「前の奥さんは、和也と離婚して以来、過去のインスタ投稿を全て決してリセットし、新たにポストするようになったんですが…。何だか解放感に満ち溢れていて、以前よりずっと幸せそうなんです。それに経済的にも、うちよりよっぽど余裕がありそうです。不倫していた当時、和也は『妻が離婚してくれない』としきりに言っていましたが、最近の彼のモラハラぶりを見ていると、別れたがっていたのは奥さんの方で、彼が離婚しようとしなかっただけなのでは…? と思うときさえあります」

3年間の不倫を経て略奪婚したものの、今では過去の選択を後悔しているというアヤカさん。

不倫に溺れて冷静な判断ができなくなっていた上に、経営者の妻というステータスに目が眩み、相手の本質までは見抜けなかったのでしょう。

どんなに悔やんでも、時間を巻き戻すことはできません。その場の誘惑に流されて、不倫の世界に足を踏み入れることだけは避けたいものだと改めて感じるエピソードでした。

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文・取材 小泉幸