「買うこと」が目的になってない?ムダ買いがなくなる休日の過ごし方
夏休みだけでなく、休日のちょっとしたお出かけも、事前の準備や心がけ、行動しだいで出費をグッと抑えることができます。なかでも買い物は、楽しくてストレス発散もできる、気軽なイベント。でも買い物をイベント化し過ぎると、散財することになりかねません。ものを買うときは、たとえ特別な場所でも冷静に。ムダ買いがなくなる買い物のコツを、プロに聞いてきました。
【イラストで見る】「150万のブランドバッグが欲しい!」買っても買っても欲しくなる「物欲」が強い人こそ絶対してはいけないこと
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▶教えてくれたのは
丸山晴美さん
消費生活アドバイザー、ファイナンシャルプランナーの資格を持つ節約アドバイザー。中学生の息子が幼い頃から、最小限の出費で休日を楽しむ方法を探してきた。著書に『お金を活かすハッピーエンディングノート』(東京新聞)など。
■何となく買い物へ行ったり「買うこと」だけが目的だと危険
休日に家族で買い物に出かける場合でも、休みの解放感やお店の雰囲気に乗せられて、何となく必要ないものまで買うのは絶対に避けて!
また、旅行先で誰宛のものかよく分からないお土産を買うことはないですか? 旅先には珍しいものも多く、散財しがちです。
外出先で浪費を防ぐには、まず「来たから何か買わなきゃ」と思わないこと。旅先なら、さらにその土地で買う意味があるものかをしっかり考えることが大切です。
■買い物するときに注意すべき行動は…?
■ショッピングモールでは
事前に買うものを決めるなど計画的に行動して
遊技場やイベントなどもあり、レジャー感満載のショッピングモール。特に休日はなぜか気が大きくなって財布のひもが緩みがち……。だからこそ事前に買うものを決めて、それ以外を買うときは慎重に判断を!
■アウトレットモールでは
全商品おトクと思わない。服の購入は冷静に
アウトレットモールでは、全商品がおトクだと思いがちですが、中には最初からアウトレット用に作られている商品も(特にアパレルなど)。通常の店舗と同様の正規品が置いてあり、それが値下がりしたものを狙うのがベストです。
■丸山さんなら旅のお土産は「そこでしか買えないもの」に
旅先ではあれもこれも買いたい衝動にかられます。そのような中で買うものを厳選するなら「そこでしか買えないものか」を判断基準にしてみては?
例えば私は、サービスエリアで子どもがおもちゃを欲しがっても買わないのですが、それが旅先での伝統工芸のおもちゃなら買うかもしれません。また、直売所の野菜やフルーツはお取り寄せするよりも安く、スーパーよりも新鮮。特に山梨県で食べたシャインマスカットに感動し、友人にもお土産に渡したら喜ばれました。
物価高の時代ですが、直売所で売っている野菜やフルーツは特に安いので、旅先で見つけたら買っています。カットして冷凍保存しておけばいつでも使えるので、節約にもつながります。
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事前の準備と知識で、お出かけ先の支出額は大きく変わります。買い物の際には、「買うこと」が目的になってないかどうかを再確認して。コスパを考えた支払い方と満足度を意識して、楽しい休日を過ごしてくださいね!
イラスト/本田佳世 取材・文/酒井明子
※掲載している情報は、2023年4月4日現在のものです。ご利用の際は必ずホームページなどで最新情報をご確認ください。
【レタスクラブ編集部】