日本の風情を感じ、数々の老舗の名店が並ぶ神楽坂。

食以外にも、レトロホテルやラグジュアリーサウナなど、このまちの楽しみ方はまだまだ沢山!

上質を求める大人たちにふさわしい、ホットなスポットを紹介しよう。


▽INDEX

1.ホテルステイにいそしむ編集部員・嵩倉がレトロで“エモい”ホテルに潜入

2.編集部イチ筋肉質な植村が人生で初めてのラグジュアリーサウナに挑戦

3.編集部のメガネ男子・岸田が日本最古!?のブランドで洒落た1本を見繕った!

4.2,000冊以上の本が並ぶ個性派店には昼と夜の顔がある!

5.ツウな大人なら知っておきたい神楽坂の秘密の小道


1.ホテルステイにいそしむ編集部員・嵩倉がレトロで“エモい”ホテルに潜入
「神楽坂レトロなBARとホテル」




場所は、神楽坂で最も細い石畳の路地を抜けた先。今夜の部屋は、裏手にある一棟貸し「はなれ」。

日本料理店を思わせる門の引き戸を引くと、飛び石があしらわれた小路の先に、縁側付きの古民家が出現。

和の趣たっぷりのエントランスに、編集・嵩倉は早くもスマホでパシャリ。




神楽坂通りから路地を抜ける動線が気分を盛り上げる。


竹久夢二の作品が飾られる廊下が、非日常空間へと誘う


玄関を上がれば、こたつや卓袱台が出迎える。

一度も身を置いたことはないのになぜか懐かしくてたまらなく、「昭和にタイムスリップしたみたい!」と嵩倉も大興奮。


卓袱台とブラウン管テレビが、ノスタルジックな雰囲気を醸す


キッチンにはタコ焼き器や土鍋などの調理器具も豊富にそろい、セカンドハウスのように連泊で楽しむゲストが多いという。




非日常的な空間は、休日のホテルステイを大いに盛り上げる。

情緒あふれる街の一風変わったレトロホテル、思い出になること間違いなしだ。


チェックインはバーカウンターで!


ムードあふれるバーでお酒片手にチェックイン。18時以降はバーのみの利用も可。




東カレ編集歴6年目。ラグジュアリーに浸れる都内ホテルでストーリーを日々更新中。今夜も“映え”を狙う。


■施設概要
施設名:神楽坂レトロなBARとホテル
住所:新宿区神楽坂4-1-3
TEL:03-5771-2469
URL:https://www.retro-na-hotel.com/
※「スタンダードルーム」1室 17,000円〜、「はなれ」1室 48,000円〜


2.編集部イチ筋肉質な植村が人生で初めてのラグジュアリーサウナに挑戦
「ととの居 神楽坂」



医療との融合をコンセプトとする新感覚サウナが昨年末、神楽坂の高級レジデンスにオープン。

そこで「サウナは初めて」と話す編集部員・植村が、贅沢にも初体験。


STEP1「入った瞬間、いい香り!思いきり吸い込みたい……」

セルフロウリュウを楽しめるサウナ室は、40〜110℃まで好みの温度に調整が可能。定員は3名までで横幅が220cmあり、長身の男性でも悠々と寝転がることができて快適!


選りすぐりの吉野ひのきを使ったサウナ室は、セルフロウリュウの熱気とともにひのきの香りが立ち込め、「癒やされる〜」と思わず漏れる。


STEP2「オレだけの貸切空間〜!頭まで潜れるのが最高」

ゲストごとに水は入れ替えられ、貸し切りなのでシャワーを浴びずに潜っても怒られない。好みの水温に設定できるので、水風呂が苦手な植村もその心地良さを満喫できた様子


最低4℃まで下げられる水風呂は、サウナーの間でも話題で、曲線が計算され尽くしたととのいチェアは寝心地抜群!


STEP3「チェアのS字が絶妙過ぎる!目をつむったら思わず寝……」


ととのいやすい角度に設計された、体にフィットするチェアはクセになる。

照明の明るさも調整可能で、「気持ち良すぎて寝落ちしちゃいました(笑)」と植村、初ととのい!


STEP4「国家資格者によるボディケア!体の悩みをとことん相談しよう」


スタッフは全員医療従事者で、個々の不調に合わせたトリートメントメニューが充実する。

マラソンが趣味の植村は、脚中心のケアを受け「走って帰れそう!」と感動していた。


ラグジュアリーな“ラ・トゥール”の1階に


高級マンションに位置しているだけに、スタイリッシュで洗練されたエントランスがお出迎え。

自分だけの空間で、贅沢なリラックスタイムを過ごしたいときにぴったりのサウナだ。




アメニティーは「エンビロン」の化粧水やサロン専売品のシャンプーなど、高級ブランドをラインナップ。



さらにサウナ後の整体や、小顔矯正などの治療で極めつけの4ステップ目!

こっそり予約状況を確認する植村、さてはハマった?


■店舗概要
店名:ととの居 神楽坂
住所:新宿区西五軒町12-1 ラ・トゥール神楽坂 102
TEL:03-5579-2280
営業時間:10:00〜22:00
予約方法:公式HPから予約可
利用人数:1〜3名
料金:60分 5,800円〜、トリートメント(整体)60分 17,000円〜


3.編集部のメガネ男子・岸田が日本最古!?のブランドで洒落た1本を見繕った!
「カメマンネン神楽坂」



福井県鯖江市で1917年に創業した、日本最古といわれるメガネブランド「カメマンネン」。その旗艦店が、ここ神楽坂にある。

そんな歴史ある一軒に、編集部の岸田が訪れた。




選んだのは「カメマンネン」を象徴するモデル「KMN-99 MTB」44,000円。


顔の骨格に合わせ、丁寧にセレクト!

プロが似合うメガネをアドバイスしてくれる。全コレクションが購入できるのは、ここと鎌倉にある平井さんのお店『Neu』だけ


「クラシックなメガネに憧れはあるけど、自分には似合わなそう」と話す岸田に店長の平井秀典さんが選んでくれたのは、クラシカルかつシンプルさが美しい丸メガネ。

華奢なチタンフレームが大人っぽい印象を与えるそれを「あえてカジュアルな服に合わせたい」とお買い上げ!




普段はフレームの太い存在感のあるメガネをかける岸田が、クラシカルな丸メガネに初挑戦。

知的で上品な雰囲気に変身した自分に、「意外とアリっすね(照)」と満足げ。




ストーリーのある丸メガネは、1本あるだけで上質なスタイリングの扉を開いてくれる。


■店舗概要
店名:カメマンネン神楽坂
住所:新宿区横寺町30
TEL:03-6876-7945
営業時間:12:00〜19:00
定休日:月曜、火曜


4.2,000冊以上の本が並ぶ個性派店には昼と夜の顔がある!
『sugeo coffee in 余白』、『Book & Bar 余白』




本好きで密かに賑わう『Book & Bar 余白』は、地元民の間ではいわずと知れた人気バーだ。

壁一面に並ぶ本と自家製お総菜をつまみに、ゆったりと過ごす粋な店。


― Night ―


フラッグを外すと「余白」の文字が見える。昼間とは変わって落ち着いた雰囲気に。

店主が出版社の出身なので、編集関係の客も集まる。



この日のオススメ、「季節野菜のからし和え」(720円)と「泡盛ロック」(700円)。本を片手にほろ酔えば、ついつい長居してしまうとか


昨年秋、店主の次男でミュージシャンの拓也さんが、コーヒー好きが高じて、バリスタ修業を経てバーの営業時間外の昼間にカフェを始めた。


― Daytime ―


カフェの時間は白いフラッグがかかっている。

浅煎りから深煎りまで5種類の自家焙煎の珈琲とスコーンの甘い香りが店の外に漏れる。



自家焙煎でフルーティな香りの「エチオピア」580円、全粒粉スコーンを使った「あんバターサンドスコーン」480円


「焙煎で豆を育てるのが楽しい」という拓也さんの一杯のお供にはスコーンが人気。

こちらは音楽仲間の瞳さんが担当。


■店舗概要
住所:新宿区白銀町1-13
TEL:03-5229-7016
営業時間:『sugeo coffee in 余白』8:30〜16:00 ※月のみ18:00〜23:30も営業
     『Book & Bar 余白』18:00〜(L.O.24:30)
定休日:『sugeo coffee in 余白』火曜
    『Book & Bar 余白』月曜、火曜
席数:9席


5.ツウな大人なら知っておきたい神楽坂の秘密の小道




街の顔といえる神楽坂通りが誕生したのは、今から380年以上前。

徳川家光による江戸城拡張整備で将軍が通るメインストリートとされ、それを起点に風情ある路地がそこかしこに広がったという。

「この裏道にこんな店が!」と発見があるのも神楽坂の魅力のひとつ。5つの“秘密の小道”を迷わず歩けるようになったら、粋な大人だ。


「兵庫横丁」


神楽坂で最も有名といえる石畳の美しい横丁。名作家や脚本家が訪れたお座敷や旅館が残る。


「本多横丁」


善國寺の斜め向かいから大久保通りへ伸びる、神楽坂最大の横丁。

小体の飲食店がびっしりとがひしめき合っている。


「見番横丁」


「見番(芸者衆の手配や稽古を行う場所)」があることが名前の由来。

実際に三味線や謡が聞こえてくることも。




近くには芸者小道と呼ばれる石階段が。


「かくれんぼ横丁」


迷路のように道が続いており、お忍びで遊びに来た人が姿を隠すことができたのでその名がついたとか。隠れた名店も多い。


「みちくさ横丁」


神楽坂通りでも飯田橋駅側、神楽小路を入った先にある。

老舗のジャズバーやスナックなど、ディープな夜の店が軒を連ねている。



古き良きものと新しきもの。そのどちらも兼ね備えた神楽坂は、何度訪れても、このまちの可能性に魅せられる。

大人の粋が根づくまちで、ここだけの楽しみ方を見つけてはどうだろうか。