三代目JSB「生のパフォーマンスを近くで感じてほしい」 約9年ぶりのアリーナツアー開催
ソロ活動に邁進した昨年を経て、今年は待ちに待ったグループでの活動が再開! シングル、ライブ、ライブフィルム…とフルスロットルで動き出した三代目 J SOUL BROTHERS。
――活動再開するにあたって、どのような形で「STARS」のコンセプトが定まってきましたか?
NAOTO:自分たちの10周年が2020年で、その年はコロナもあってライブも延ばし延ばしになったところもありましたが、2021年には集大成が見せられたと思います。その区切りを経て、三代目の1ページ目として何がふさわしいかを考えたときに、自分の街の近くに来てほしいと思っているファンの方がたくさんいるんじゃないかと感じて、皆さんと一番近い距離で会える形として、アリーナツアーをすることになりました。その中で原点回帰をイメージしていたら、「STARS」という曲も出来上がったという感じです。
――去年、公式インスタグラムのこれまでの写真が全部消えて、黒い画面の中にバラが浮き上がるというメッセージも投稿されていましたね。
ØMI:三代目のこれからの1ページ目を考えたときに、SNSも一回リセットさせていただいて、また新たなものを作っていこうって考えました。ファンクラブも新しい形に生まれ変わったので、そこにもフォーカスしながら、皆さんと一緒に歩んでいけたらなって。自分たちの中でも、10年の軌跡をフラットにしようと思ったら、あのような形になったんです。フラットになったうえで、ティザーを公開したり、新曲やツアーを発表していく。そういうことの積み重ねを見ていくと、ファンの皆さんにも「あれは、こういうことだったのかな」って、後になって感じてもらえるし、そうすることで、皆さんとより一緒に軌跡を辿っていける一年になるのかなと思っています。
――これから「三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2023“STARS”〜Land of Promise〜」が始まるわけですが、どんなことを楽しみにしていますか?
ELLY:アリーナツアーっていうのは、デビュー以来のことで久しぶりなので、僕たちの持っている熱気やパワー、勢いを全部見せ切りたいと思っています。普段、家の近くでライブの公演がなくて見られなかった人にも楽しんでもらいたいです。
山下健二郎:それこそ2014年の「BLUE IMPACT」以来のアリーナツアーで、9年ぶりくらいになるんですよね。だから皆さんとの距離感がどんなものになるのかも楽しみですし、全国各地、なるべく多く回って、待っててくれていた皆さんにしっかりといいパフォーマンスをお見せしたいと思います。僕個人としても、1年ぶりの久々のパフォーマンスなんですよ。みんなが踊ったり歌ったりしてるのを、指くわえて見てたんで……(笑)。だから、もしかしたら一番熱量高いかも。
ØMI:怪我しないようにね(笑)。
山下:アキレス腱だけは伸ばして、しっかりリハーサルして頑張っていきたいと思います。
岩田剛典:今回は、会場でモニターを見るんじゃなくて、肉眼でメンバーのパフォーマンスをじっくり見ていただける空間になると思います。久しぶりに7人集まるので、自分たちが楽しんでるところを実際に見ていただくのが一番伝わると思うんですよね。
小林直己:ライブまでの期間、インスタグラムなどで、いろんなストーリーを考えて、公開したので、それが最終的に一本の映画みたいにつながるような、そんなライブになるんじゃないかと思います。同時に、僕たちもシンプルにパフォーマンスを楽しめるライブになるんじゃないかと思いますし、全力を出し切りたいですね。
今市隆二:9年ぶりのアリーナツアーだし、やっぱり、コロナ禍を経験して直接「会う」ってことや、コミュニケーションをとるってことの大事さを感じています。今回は、自分から皆さんに会いに行く、出向いていくというイメージがあるんです。生のパフォーマンスを近くで感じてほしいですね。
――ライブを前に、2020年のオンラインライブを記録した映画『JSB3 LIVE FILM / RISING SOUND』が公開になりました。
ØMI:お腹がいっぱいになる映画ですよ。三代目の全部を網羅しているし、ツアーが始まる前に予習復習するのにばっちりなコンテンツになっています。毎回、大変な思いをしながら工夫をして作ったオンラインライブだったので、自分たちで見ていても、あのときこんな気持ちでパフォーマンスしていたなとか、いろいろ思い出して感慨深いものがありました。だから、見ればきっとツアーを前に「三代目モード」になれる映画になっていると思います。
――オンラインライブは、空間の使い方や見せ方が普段と違いますし、同じものができないので、普段のライブを作るのとは別の大変さがあったんでしょうね。
ØMI:展開をつけて、見せ方を変えるのに苦労しましたね。毎回、これは見せたいという楽曲があるので、それが同じに見えてしまわないように、みんなで工夫しましたね。
NAOTO:確かに。1年間で4回、違う内容のライブをやったってことは、4本のツアーをやったのと同じ感覚でした。その4回が映画には詰め込まれてますからね。ところで、神企画の「かくれんぼ」は入ってるの?
ØMI:それは入っていなかったけど(笑)。
NAOTO:Dolby Cinemaで「かくれんぼ」見たかったね!
ØMI:「かくれんぼ」以外にゲームもいっぱいやったし、いろいろ工夫して作ったライブだから、こうやってまた見てもらえたら、僕らも報われますね。
――毎回恒例の質問になってきましたが、「三代目メンバーでこれをやりたい」ということも教えてください。以前はみんなでお芝居をしたいとも言っていましたね。
NAOTO:全員でゴルフやりたいですね。もう片足突っ込んでるメンバーばっかりだけど。まだなのが、岩ちゃんと直己くらいじゃない?
岩田:片足どころか、小指も入ってないです(笑)。最近この話がちょっと憂鬱な……。俺が入ったチームが負けますから。
NAOTO:要領はラクロスと一緒だから大丈夫だよ!
小林:リハの合間にみんながゴルフのスイングしてるから、そういうの見てるとやってみたいなって気持ちにもなってきてますよ。
岩田:今年のツアーでは、仙台とか、青森とか初めて行くところもあるので、そこはもうNAOTOさんでしょう! おいしいものをリサーチしてくれているはず。
NAOTO:まだリハーサルも始まってない時期から、俺のリサーチはもう始まってるから!
(写真左上から反時計まわりに)ナオト 1983年8月30日生まれ、埼玉県出身。パフォーマー。EXILEメンバーとしても活躍。『STUDIO SEVEN』クリエイティブ・ディレクター。ジャケット、ニット 共に参考商品 パンツ¥48,400 シューズ¥103,400(以上KENZO/KENZO Paris Japan TEL:03・5410・7153) その他は本人私物
エリー 1987年9月21日生まれ、青森県出身。パフォーマー。CrazyBoy名義でラッパーとしても活動。「Fortnite」の世界大会に出場するなどゲーマーの顔も。ジャケット¥1,380,500 パンツ¥156,200 ネックレス¥81,400 ベルト¥70,400 スニーカー¥211,200(以上LOUIS VUITTON/ルイ・ヴィトン クライアントサービス TEL:0120・00・1854) その他は本人私物
やました・けんじろう 1985年5月24日生まれ、京都府出身。パフォーマー。『ZIP!』(日本テレビ系)の火曜メインパーソナリティ。アウトドアブランド『HIGH FIVE FACTORY』のディレクターも。ブルゾン¥218,900 ニット¥184,800 パンツ¥587,400 ブーツ¥203,500(以上BOTTEGA VENETA/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン TEL:0120・60・1966)
いわた・たかのり 1989年3月6日生まれ、愛知県出身。パフォーマー。EXILEも兼任。俳優としても活躍しており、出演映画『死刑にいたる病』のBlu‐ray&DVDが発売中。ジャケット¥418,000 フーディー¥165,000 パンツ¥121,000(以上VALENTINO) スニーカー¥126,500(VALENTINO GARAVANI) すべてヴァレンティノ インフォメーションデスク TEL:03・6384・3512 その他は本人私物
オミ 1987年3月12日生まれ、東京都出身。ボーカル。自身がプロデュースするプロジェクト「CDL entertainment」ではガールズ・グループも手がける。ジャケット¥410,300 パンツ¥272,800(共にANN DEMEULEMEESTER/コロネット株式会社 TEL:03・5216・6524) その他は本人私物
いまいち・りゅうじ 1986年9月2日生まれ、京都府出身。ボーカル。4枚目となるソロアルバム『GOOD OLD FUTURE』が発売中。ブランド『RILY』ディレクターを務めている。デニムジャケット¥286,000 ニット¥132,000 パンツ 参考商品 シューズ¥121,000(以上FENDI/フェンディ ジャパン TEL:03・6748・6233) その他は本人私物
こばやし・なおき 1984年11月10日生まれ、千葉県出身。パフォーマー。EXILEも兼任。著書に『選択と奇跡 あの日、僕の名字はEXILEになった』(文藝春秋)。ジャケット¥327,800 Tシャツ¥72,600 パンツ¥117,700 シューズ¥154,000(以上BOTTEGA VENETA/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン TEL:0120・60・1966)
三代目 J SOUL BROTHERS 2010年11月10日に1stシングル『Best Friend’s Girl』でメジャーデビュー。最新シングル『STARS』が発売中、ライブフィルム『JSB3 LIVE FILM / RISING SOUND』が全国公開中。約9年ぶりとなるアリーナツアーが2月18日、静岡・エコパアリーナからスタート。
※『anan』2023年2月22日号より。写真・森山将人(TRIVAL) スタイリスト・渡辺康裕(7B) プロップスタイリスト・酒井 翼 ヘア&メイク・千絵(H.M.C) 下川真矢 MAX KENJI TAKESHIMA ヘア・宇津木 剛 メイク・船引美智子 取材、文・西森路代 重信 綾 古屋美枝
(by anan編集部)