ドバイで砂漠に住む動物にも会えた! 自然も都会も楽しめる旅先<中編>

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3回のワクチンの接種証明書を提示れきれば日本に帰国する時に必要だったPCR検査が不要となり、ますます行きやすくなった海外旅行。私も約3年ぶりとなる、ドバイ旅行へ行ってきました!

<前編(https://woman.mynavi.jp/article/221125-2_1170841/)>に続いて、この記事では3日目の観光をレポートします。午前中に大パノラマの砂漠でラクダに乗ったあと、午後には世界一のタワー「バージュ・カリファ」が目の前に見える最新の展望台で最先端を楽しむ、ドバイならではの体験をしてきました!

■ラクダに乗って、砂漠を練り歩く。ベドウィン気分を体験

ドバイの観光といえば、外せないのが「デザート・サファリ」。お隣の国、オマーン近くにある砂漠を楽しむ砂漠ツアーで、時間帯やツアー会社によって異なるバラエティに富んだ体験ができます。

今回はドバイの自然環境や野生動物を保護する活動をしているエコツーリズム・デザートサファリ会社「プラチナム・ヘリテイジ」の「モーニング・デザート・サファリ(AED 595)」に参加! 早朝6時にホテルを出発し、約1時間で砂漠に到着します。砂漠での移動はレトロなオープンカーのランドローバーです。

砂漠に到着したら、希望者はラクダに乗って砂漠を歩くことも可能。高さのあるラクダの上から、360度砂漠を見渡せる体験はなかなかできません……! ラクダに乗って写真を撮るだけでなく、15分ほど歩けるのがこのツアーの魅力。早朝の砂漠に吹く柔らかな風を感じながら歩くと、自然と心が整っていきます。ちなみにプラチナム・ヘリテイジのラクダは毎日医療用シャンプーでシャワーを浴び、必要な予防接種を行い、毎月医師の検査を受け健康状態を確認しています。

ラクダに乗って目指すのは、砂漠の真ん中にあるベースキャンプ。ここでは食事や踊りなどを通して、砂漠を旅していた遊牧民「ベドウィン」の文化に触れることができます。お待ちかねの朝食は、茹でた赤豆にカルダモン、コリアンダー、タヒネ(ゴマペースト)などを混ぜた「バジェーラ」。調味料が複雑に混ざり合った味がとてもおいしく、日本に帰ってからもマネしたくなりました。

砂漠で生きていくためには、もちろん食べ物が必要。キャンプでは食料調達のためにベドウィンが行っていた鷹狩りのデモンストレーションを見ることができました。インストラクターはベドウィンを祖先にもつユースさん。鷹はとてもかしこく、飛ぶスピードにびっくり! 最後には鷹と一緒に記念撮影もできます。

ベースキャンプを出発して、許可された人しか入れない特別なエリアで砂漠に住む動物を見に行きます。野生の動物はツアー中お目にかかれないこともあるのですが、この日はラッキーなことに草を食べているマウンテンガゼルに会えました! 食べていた草はベドウィンが薬草として使っていたもので、よく見るとマウンテンガゼルも足をケガしている様子。過酷な砂漠で生き抜く知恵を、動物たちももっているようです。

最後はガイドさんが「最も美しい」とおすすめの場所で写真撮影。どこまでも続いていそうな砂漠は、心に残る景色です。

・プラチナム・ヘリテイジ
HP:https://www.platinum-heritage.com/

■未来博物館ビューのプールも。ホテルでランチ&リラックス

大充実の砂漠ツアーを終え、25 アワーズ・ホテル・ワン・セントラルに戻ってひと休み。未来博物館を目の前に望むプールは最高にリラックスできます。

ランチはホテルの「タンドール ティナ(Tandoor Tina)」で洗練されたインド料理を堪能。ドバイは人口の約9割が外国人で、200カ国以上の人が住んでいる超多国籍のため、世界中のおいしいグルメが楽しめます。特にエミラティ料理が多くの影響を受けている、インド料理のお店は見逃せません!

ランチタイムのメニューはスターター、メイン、サイド、デザートがセットになった「TINA’S EXPRESS LUNCH(AED 85〜)」。ステンレス製のお皿・タールと丸い食器のインドスタイルで提供されます。スパイシーマンゴーサラダやタンドリーサーモンはウマ辛で、エミラティ料理とは違うスパイシーさを満喫しました。

・タンドゥール ティナ
HP:https://www.tandoortina.com/

■高さ219.5mから滑り落ちる! 世界一のタワーが見える最新展望台

午後はダウンタウンへと移動し、2021年にオープンしたばかりの展望台「スカイ・ビューズ・ドバイ(Sky Views Dubai)」に到着です。ここは高さ約828mのタワー「バージュ・カリファ」を見られる絶好の展望台で、写真を撮る手が止まらないほどフォトジェニック!

スカイ・ビューズ・ドバイで体験したいのが、「ガラススライド」。高さ219.5mの53階から215.5mの52階まで、透明なガラスの滑り台を滑り落ちるユニークなアトラクションです。最初は「きゃーーー!」と声を上げてしまうほど怖いけど、あっという間に到着。ガラスに囲まれているので、まるで空を滑っているような面白い体験ができます。

ガラススライドの終着点では写真を撮るのも忘れずに。ガラスの突き出した空間に立ち、バージュ・カリファと一緒に撮影ができます! ここから景色を見るとドバイの中心部も見渡せ、石油を掘り当ててから約50年のハイスピードで成長している都市を体感できますよ。入場料は展望台+ガラススライド1回でAED 85です。

・スカイ・ビューズ・ドバイ
HP:https://www.skyviewsdubai.com/

■欲しいものはここで見つかる! ドバイモールでお土産探し

突然ですが、総面積が世界最大としてギネス世界記録に認定されているショッピングモールはどこにあるかご存知でしょうか? そう、ドバイにあるんです。1,000店舗以上がずらりと並ぶドバイモールは端から端へと歩くことすらままならない超巨大モールで、お土産を買うのにうってつけです!

ドバイで欠かせないお土産が「デーツ」。ドバイモールにある「バティール(Bateel)」は高品質なデーツが買える有名店で、1粒がとても大きいのが特徴です! もしバラマキ土産を買うなら、ドバイモール内のスーパー「ウェイトローズ(Waitrose)」で買える、個包装になったチョコがけデーツもおいしいです。

また、有名ブランドのドバイ限定品も一押しのお土産。ピエール マルコリーニの「デーツボックス(3個入り AED 75)」はオレンジピールの入った、ドバイだけでしか買えないスイーツです! ただデーツにチョコがかかっているものではなく、サクサクとした食感やピエール マルコリーニならではの上質なチョコレートを味わえる贅沢なスイーツとなっています。

・ドバイモール
HP:https://thedubaimall.com/

■ドバイファウンテンも楽しめる、話題のフードコートへ

いつの間にか夕暮れになり、ディナーはドバイで話題となっているフードコートへ。2021年にオープンした「タイムアウト・マーケット・ドバイ(Time Out Market Dubai)」は雑誌「タイムアウト」がキュレーションしたレストランのフードコートです。

私は複数のお店で注文し、現地ならではのエミラティ料理のセット「Cold mezza Assortment(AED 42)」とそろそろ恋しくなってきたアジア料理「SEAFOOD PHO(AED 58)」を堪能。予約不要で、観光客も自由に入りやすい雰囲気です!

夜にタイムアウトマーケットドバイへと訪れたら、ぜひテラス席へ。ここはドバイ名物「ドバイ・ファウンテン」を間近に見ることができます! 建物の約45階の高さまで噴き上がる噴水はもちろんのこと、バージュ・カリファのLEDイルミネーションファサードも絶景。忘れられないような夜景とダイナミックな噴水は、発展し続けているドバイを象徴する美しさです。

・タイムアウト・マーケット・ドバイ
HP:https://www.timeoutmarket.com/dubai/

■ライトアップされた未来博物館を見ながらカクテルタイム

きらめく夜景の続きはホテルでも。6階にある「モンキー・バー(Monkey Bar)」では、ライトアップされた未来博物館を見ながらお酒やモクテルを楽しめます。ラズベリーの甘酸っぱさが広がるウォッカベースのオリジナルカクテル「BINI’S MONKEY PONKET(AED 65)」を飲みながら、この3年間見ることができなかったドバイの夜景を深く噛み締めました。

・モンキー・バー
HP:https://www.monkeybardubai.com/

3日目にドバイモールなど街の中心地に行って感じたのは、ドバイを楽しんでいる観光客の多さ。もはやコロナ前と変わらないほど賑わっていて、マスクをつけている人も少ない状況でした。もちろん万が一に備えてコロナ対応をしている海外旅行保険の加入は必須。久々の海外旅行は漠然とした不安を感じていたのですが、加入していることがお守り代わりになり、ストレスなく楽しめている自分がいました。

いよいよ次の<後編>は観光最終日。私が初めて写真を見た瞬間に「次のドバイ旅行で絶対行きたい!」と思った場所に行ってきました。フォトジェニックな観光地が好きな女子に本当におすすめですよ

※AED 1=38.05円、2022年11月18日時点

(撮影・取材・文:小浜みゆ)