名古屋から一生に一度は訪れたい、憧れの宿をピックアップ!今回は、長野県の人気温泉地・渋温泉にある歴史を感じる宿『歴史の宿 金具屋』をご紹介。1760年創業の国の登録有形文化財で、歴史ある温泉宿です。

有名武将や文人などから愛された人気の温泉地で、歴史を感じる時間旅行へ!

まるで映画の世界!歴史上の人物も愛した温泉宿

武田信玄や小林一茶、葛飾北斎などといった数々の歴史上の人物が訪れたとされる『歴史の宿 金具屋』。なんと創業1758年と260年以上に渡り多くの人にやすらぎを与えています。

一歩足を踏み入れたら、そこは時代劇の映画やドラマに迷い込んだような壮大な世界観。歴史好きはもちろん、そうでない人も非日常感あふれる時間旅行が楽しめます。

国の有形文化財に登録!異世界感漂う楼と広間

1936年に完成して以来、そのままの形で使用され、今や登録有形文化財となっている2つの空間が魅力。

ひとつは、広々とした空間に客室を7室構えた贅沢な造りが特徴の「木造四階建 斉月楼」。もうひとつが、130畳と広大で歴史ドラマや映画に迷い込んだような雰囲気の「金具屋大広間」です。

4階建の建物に7室という贅沢な造りの「斉月楼」。貝殻を使った屋根など、斬新な建築が特徴です。

座敷に支柱がない広々としたスケール満点の空間。擬洋風建築の技が光る造りとなっています。

さらに、この斉月楼と大広間の歴史や建築などを解説してもらいながら、建物を見て回ることができる「金具屋文化財巡り」もオススメ。

随所に散りばめられた、旅館建築ならではの遊び心や建築した当時の文化など、歴史を感じる様々な発見に興味津々になること間違いなし!

明治~昭和の流行が色濃く残る客室をご紹介

全部で29室ある『金具屋』の客室。時代も異なるそれぞれの魅力があふれています。異なる造りながら、全て明治から昭和の流行を反映しているところが特長。昔ながらの日本と、異なる時代の雰囲気を思う存分に満喫できます。

様々な世界観の客室をCHECK!

宮大工が造った伝統的な建築の客室や、多人数で泊まれる広々とした部屋が揃っています。

○「黒書院」
明治41年に作られた、潜龍荘2階にある木造の部屋。漆塗りの格天井や襖、障子がある黒をイメージ。本間8畳と小ぶりで、石造りのお風呂も付いています。

○「白書院」
明治41年に貴賓室の一部として造られた、潜龍荘1階木造の客室。当時の折り上げ格天井と、木製のお風呂付きも特徴。

○「長生閣」

国の文化財に登録されている「斉月楼」の最上階の客室。入り口に至る大判のケヤキの廊下が見どころ。折り上げ格天井や入口の花頭窓、杉四方征の床柱など、当時の最高級の流行が詰まっています。

○「香風洞」
「斉月楼」最上階4階の部屋のひとつ。「長生閣」よりひと回り小ぶりで、品の良い造りが特徴。襖の細工も細かく、入り口のケヤキの寄木も魅力です。

○「高砂の宿」
「斉月楼」3階にある、豪農の家をイメージした客室。入り口は立派に造りつつ、床の間は素朴な落ち着いた雰囲気です。

○「相生の寮」
「斉月楼」3階の非常に変わった立体的な床の間が特徴。鮑の貝殻を乗せた庇と遠景や番傘を描いた窓、廊下に面した部分の細工も凝っているなど、ユーモアあふれる客室です。

○「蓬莱軒」
「斉月楼」2階の格天井の客室。本間は8畳だが縁側にあたる部分が畳敷きで広々と。細かく造られた違い棚にも注目を。

泉質の違いも楽しめる!時代を反映した3種類の大浴場

様々な時代を反映したデザインは客室だけでなく、大浴場にも。それぞれ雰囲気の異なる浴室で、3つの浴場全て泉質が異なるところも特徴。湯めぐりを楽しんで、色々な癒しを体験してみては

3つの大浴場をCHECK

○「浪漫風呂」

昭和25年に建てられた洋風の大浴場。戦後の洋風文化の流行を取り入れ、クラシカルなステンドグラスやローマの噴水をイメージした造りが特徴です。浴槽の脇地下3mほどから湧く源泉を使用しています。

○「龍瑞露天風呂」
「神明の館」屋上にある露天風呂。男性・女性用それぞれあり、「美肌の湯」の成分が入っています。

○「鎌倉風呂」
鎌倉時代の建築をイメージして造られた「斉月楼」脇のお風呂。渋温泉の大源泉、地獄谷荒井河原の湯と渋温泉温泉寺に湧く寺湯の混合湯で、白い湯花が特徴です。

地元のお酒と共に味わう料理も絶品

地元・信州の魅力が詰まった料理が味わえるのも『金具屋』の魅力。地元のお酒とともに、信州の山里の恵みを思う存分味わって心も体も癒されよう。

夕食のおすすめ「しぶのじぶ煮」。地鶏の治部煮の信州仕立てとなっています。

店舗名:歴史の宿 金具屋

住所:長野県下高井郡山ノ内町平穏2202

電話番号:0269-33-3131

営業時間:チェックIN15:00~/OUT~10:00

定休日:不定休

公式サイト:http://www.kanaguya.com/