『尾上菊之丞の会』

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日本舞踊の流派のひとつである尾上流が、2022年9月3日(土)東京・国立劇場にて『尾上菊之丞の会』を開催する。

四代家元・尾上菊之丞襲名から11年、初めての『尾上菊之丞の会』となる本公演では、尾上宗家の継承者である尾上菊之助をはじめ、尾上松也、茂山逸平など普段から交流の深い共演者を招き、尾上菊之丞の実父である尾上墨雪も出演。一日かぎりの珠玉の舞台を上演する。

尾上流(おのえりゅう)とは、日本舞踊尾上流は1948年(昭和23年)歌舞伎俳優尾上宗家の六代目尾上菊五郎によって創立され、「品格、新鮮、意外性」を初代家元の言として大切にしている。六代目尾上菊五郎の歩んだ日本舞踊の理念に基づき、上品な舞踊、格調の高い舞踊芸術を掲げ、日本の文化を絶やさず、日本舞踊の魅力を国内外へ伝え続けている。

尾上流四代家元 尾上菊之丞

本公演では、尾上流にとって初舞台や襲名披露を行った思い出深い国立劇場にて、初代尾上菊之丞振付の古典作品から新作まで全四番を上演する。

三代目 尾上菊之丞/四代家元 コメント

尾上菊之丞

尾上菊之丞を襲名して11年、この『尾上菊之丞の会』が初のリサイタルになります。初代菊之丞から受け継ぐ古典と近年創作した新作の歌舞伎舞踊や狂言の台詞劇、古曲の素踊りに現代語の新しい邦楽など、日本舞踊の多彩な表現をお楽しみいただきたいと思います。共演には、尾上菊之助さんをはじめ常々作品創りを共にする戦友ともいえる皆様を迎えます。是非生の舞台を五感で感じてください。

五代目 尾上菊之助(歌舞伎役者) コメント

尾上菊之助

菊之丞さんと私は年齢も近く、子供の頃から伝統芸能を担う者同士日々切磋琢磨しています。そんな菊之丞さんが会を主催なさることはとても嬉しく、また出演できることに感謝し、公演の成功をお祈りいたします。

茂山逸平(狂言方 能楽師) コメント

茂山逸平

青楓から菊之丞に襲名なさってから初のリサイタル! その中に『逸青会』の作品が入った事が本当に嬉しく、また十数年一緒に作品を創ってきた相方? として協力出来る事に有り難く思います! 能楽堂バージョンではない『鏡の松』をどうぞお楽しみに!

二代目 尾上松也(歌舞伎役者) コメント

尾上松也

この度『尾上菊之丞の会』に出演させて頂きます尾上松也でございます。日頃から御世話になっている菊之丞さんとの舞台、大変有難く光栄でございます。皆様何卒ご観劇の程よろしくお願い致します。