9月9日・世界占いの日は、ノストラダムスの予言の日だった?

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 9月9日は「世界占いの日」といわれています。なぜ、この日を占いの日と呼ぶのでしょうか?

■9月9日は、世界占いの日
 「世界占いの日」が9月9日である理由は「重陽の節句」であること、占いは運命の救急(99)であることなどいくつかありますが、ノストラダムスの世紀末予言の日が1999年9月9日とされていたのも由来のひとつ。今回は、ノストラダムスとその予言についてピックアップしてみました。

■ノストラダムスの大予言
 ノストラダムスの名を世間に知らしめた極めつけは、1555年に出版された『ミシェル・ノストラダムス師の予言集』です。これはかの有名な「恐怖の大王が降ってくる(『諸世紀』第10巻72篇)」をはじめとする、四行詩を集めたもの。表現はたいへん抽象的で、いかようにも解釈できるのですが、その中で、「○○年」と時期をあらわしている箇所があったり、ローマ字を並び替えると意味深な内容に読めたりできるなど、予言めいたところが多数あったのです。

 そんなノストラダムスの予言力と占星術のスキルに、フランス王妃カトリーヌ・ド・メディシスも魅せられ、「王付医師」の称号まで与えました。権謀術数が渦巻くフランス宮殿で、その予言力を頼られたノストラダムスですが、「王付医師」になって2年後、病気で息を引き取りました。

■ノストラダムスだけじゃない! 世界中に伝わる「予言」とは
◎インド「アガスティアの葉」
 アガスティアの葉は、個人個人の未来の運命が書かれている不思議な葉。南インド地域に点在している「館」にあるその葉は、5000年前とも10000年前ともいわれる太古にいた聖者アガスティアによって書かれた、『未来予言の書』といわれています。個人の指紋といくつかの質問を元に、葉は限定されます。

 このアガスティアの葉は、インドに生まれたヒンドゥー教徒のことだけを予言している訳ではなく、世界中の人のことも予言してるのです。

◎ホピの予言
 アメリカ大陸最古の原住民といわれ、高いスピリチュアル性を持つ平和な部族が、ホピ族です。彼らの間に伝わる「ホピの予言」には、神々からのさまざまな予言が盛り込まれています。「空にたくさんの道ができる」「鉄でできた、動く家ができる」「人はクモの巣を通して話をするようになる」「海が黒く色を変え、多くの海の生命が死ぬ」など、現代に実際に見られるものも多く、まさに未来を予言しているといわれるゆえんです。

◎マヤ暦の予言
 古代マヤ文明の叡智であるマヤ暦が伝える予言には、世界大恐慌、イラク政情不安、「北」核の脅威、豚インフル、温暖化とそれに伴う異常気象などがあります。「物質至上主義が終わり、精神性を大切にする時代がやってくる。その分かれ目が2012年である」という予言は大変話題になりました。繰り返される時代のなか、マヤ暦は2012年が文明と人類の精神的な区切りと予言したのです。

◎グレートコンジャンクション
 占星術のなかで、幸運と試練という大きな意味を持つ、木星と土星が合わさって見える現象をグレートコンジャンクションといいます。だいたい20年ごとに起こるこの現象に合わせて大きな災害や事件が起こると、多くの占い師や予言者が未来を語っています。

 前回は2000年の春。日本では小渕首相が急逝し、森首相に交代。前々回は1980年頃で、レーガン大統領が就任し、チャールズ皇太子とダイアナ妃が結婚。そして2020年〜、未曾有の出来事が世界に起こっているのです。