波乱万丈の恋愛運!タフで近寄りがたい魅力の持ち主…【日干で占う、庚(かのえ) の性格】
四柱推命の十干のひとつ「庚(かのえ) 」。今回は、日干に「庚」を持つ人の基本性格や恋愛傾向などについて詳しく解説していきます。
■日干で読み解く「庚」の性格
◎基本性格
加工されていない素朴な原石で、剛健にして切れ味を隠し持っています。金属だけでなく、石や岩もその象意に含まれます。大変力強い存在ですが、原石のままでは使えないので、人の手が加わることで、役に立つ金属製品となります。
そんな意味から、庚の人は世の中の荒波に打たれ、苦労すればするほど能力が開花していきます。他人に磨いてもらうことで開運するので、よき指導者を探すといいでしょう。変化を受け入れる力に優れ、平和なときより乱世で力を発揮するタイプ。逆境をばねにして、大きく伸びるのです。迷いがあってもぐずぐず考えていないで、行動に出て走りながら考えます。
性格としては、正義感が強く一本気。困っている人を助けずにはいられないでしょう。無駄に威張ったり偉そうにしていたりする人には、無性に反発を覚えます。だからといって、実は意志がそう強いわけではなく、飽きっぽく、弱いところも。
柔軟性に欠け、安易な妥協はできません。コミュニケーションがあまり得意でないので、誤解されることも多く、「なんだかとっつきにくい人」というイメージを与えることがあります。
◎恋愛
庚の人は、剛健な性格からタフに見られます。また、その鉄が鍛えられ、磨かれて美しくなるように、ハッとするほどの魅力も持っているでしょう。そんなタフで近寄りがたい魅力に惹かれて、アプローチしてくる人も多くいます。
しかし、誰からしても一筋縄ではいかないのが、庚です。庚という刃物を上手に使いこなし、庚という鍋で調理されることを好む人との恋愛はうまくいきます。ただ、間違って鉄砲になって攻撃してしまい、相手を傷つけたり、ケンカしたり、別れたりしてしまうことも少なくないでしょう。庚の人の恋愛運は、波乱の要素を秘めているのです。
自分よりひと回り器の大きい相手に磨いてもらったり、才能を発掘してもらったり、育ててもらったりする恋が適しています。加工されない鉄のままでいると、孤独な生き方になりがちかもしれません。
◎お金と仕事
普段は節約を心がけ、堅実にお金を使っていても、ここぞというときは思い切りよく大金を投じます。結婚資金、留学、不動産購入など、人生の節目となるような大きなイベントに向けてお金を貯めておくといいでしょう。そうしたときに十分なお金がないと、感情的に萎縮し、自分を曲げて窮屈な人生を送ることになります。
人のお金に頼らず、自分で稼ぐ才覚があります。家族や配偶者のお金を当てにすると、持って生まれたエネルギーを持てあまして、ストレスを感じることに。環境と条件が整えばすぐに動けるような、実務的なスキルを身につけておくと開運となります。また、信頼できる会社とそこから派生する人との出会いが、仕事のスキルを大きく左右するでしょう。
大器晩成型なので、若いうちにキャリアを確立できなくても、逆転するチャンスは十分にあります。ある程度の余剰資金が貯まったら、株式やFXなど投資をしてみるのもいい勉強になるでしょう。