画像は「ドコモ口座」ホームページ スクリーンショット

写真拡大

NTTドコモが提供する電子マネーサービス「ドコモ口座」に登録した七十七銀行や中国銀行の口座において不正利用が発生している。NTTドコモに被害範囲や対応状況を聞いた。

先週末からTwitterでは、「ドコモコウザという身に覚えがない引き落とし」があったという報告が複数。「4回に渡って30万円ものお金が引きだされ、行方不明」「dポイント等を含めドコモ関連の契約経験が無いにもかかわらず」といった声もあがっていた。

七十七銀行によると、この不正利用は「不正に盗み出した口座番号やキャッシュカードの暗証番号等のお客さま情報」を使ったもの。現時点で、「当行のシステムから、お客さまの口座番号やキャッシュカードの暗証番号等のお客さま情報が漏洩した事実は確認されておりません」と説明している。

銀行2社とNTTドコモは、各ホームページに今回の不正利用に関するお知らせを掲載。銀行2社では「ドコモ口座」での新規登録を停止。NTTドコモでは、七十七銀行、中国銀行、大垣共立銀行を対象に口座登録と口座変更の申込受付を停止している。

NTTドコモに現在の対応状況について確認したところ、「社内や銀行様と連携して調査中」と回答。「他の銀行で被害が出ているのか」「ドコモユーザ以外も含めた被害なのか」も含めた被害範囲などの調査を行っているとした。